荒天ではない事が前提になりますが、
地方で街巡りをする際には、
レンタサイクルはとても有用と感じます。
公共交通機関が都合よく存在する事は
稀ですし、かといって車を借りるまでも
ないというケースは良くありますからね。
夕張は映画の街。
毎年「ゆうばり国際ファンタスティック
映画祭」が開催されています。
そして、ゆうばりキネマ街道と称し、
名作映画の看板があちこちの
建物に取り付けられています。
夕張市役所庁舎。
少し年季は入っているものの、
思いの外立派な建物でした。
1978年に建設されたとの事で、
まだ夕張の街が元気だった
頃だったのでしょう。
市役所に隣接した、夕張市民会館。
2015年に閉館され、解体もされず
放置されています。
打ち付けられたベニヤ板の
もの悲しさが、夕張の現状を
物語っている気がしました。
この市民会館に併設される形で、
夕張鉄道夕張本町駅が設置され、
同駅廃止後の一時期は、
国鉄・JRの二代目夕張駅が
置かれてもいました。
今さらここで書かなくても知られた
話ではありますが、炭鉱から観光への
転換に大失敗した夕張市は、
バブル崩壊などの要因なども重なり、
1990年代以降、深刻な財政難に陥ります。
2007年にはついに、財政再建団体に
指定されてしまいます。
1960年に11万6千人を数えた人口は、
それから60年を経て、
8千人を割り込みました。
前日宿泊したホテルの部屋、
案内には「急病で救急搬送される場合、
夕張市内には救急外来を受け付ける
病院がないので、市外への搬送と
なります」と記載がありました。
私も全国旅をしてきて、廃れた街と
感じる地方都市はいくつか目にして
まいりましたが、夕張はそれらの街とは
また異質な、グレードが違うとすら
思えるような寂寥感を覚えました。
つづく![]()








