社会福祉の道に進んで、人生の再構築を決意したのが、
今から10年前。
しかし、「人生の再構築」という意味には、
結婚して家庭を持つという考えは含まれませんでした。
むしろ、社会福祉の道を選んだのは、
他人を助けたいという思いだけではなく、
この先一人で生きていく事になったとしても、
様々な知識を得る事で、路頭に迷わないようにしたいという、
自助の考え方も含まれていました。
つまり、10年前の時点で、既に結婚する事は頭に無かったのです。
2012年に正社員となった私ですが、
派遣社員として働いていた頃と、
自分の生活自体に大きな変化はありませんでした。
学生をしていた頃は、あまり旅行もできなかったのですが、
正社員となってからは、派遣社員時代と同様、
一人旅にも出かけるようになりました。
友達と一緒でもなく、家族と一緒でもなく、
恋人と一緒でもなく、正真正銘の一人旅。
自分にとっては一人旅は当たり前の行為ですが、
中にはそれを奇異に思う人もいるようで、
職場の人に
「一人旅って寂しくないんですか?」
と聞かれた事もあります。
「全然。」
という答えは、当時は紛う事なく本心でした。
他人は他人。
自分は自分。
他人の幸せを、必要以上に羨む事もなく。
他人からどう思われようが、必要以上に気にする事もなく。
正社員登用から3年目、私は管理職になりました。
その時点においても、私の結婚観や、
「他人は他人 自分は自分」という考えに変化はありませんでした。
さて、管理職ですので、部下を抱える事となります。
職場の規模も徐々に拡大し、社員も増えていきました。
そしてその事が、私の意識を少しずつ変える事となります。
つづく![]()