卒業式。


ずっと想い続けた

あの娘に告白…ラブラブ!


っていうのは、それが登校最終日であり、

その日が最後のチャンスである上、

たとえ玉砕しても、翌日から顔を合わせる事も無く、

お互い気まずい思いをしなくて済むという

シチュエーションであるが故に許される行為だと想います。


しかし、私が中学を卒業した時は、その前提が

根本から崩れてしまう登校日程が組まれていました。


卒業式の後、教室で担任の先生から、

こう告げられました。


「卒業アルバムなどの受け取りのため、

皆さんには一週間後、もう一度登校してもらいます」


なんだよ、今日でみんなとのお別れじゃないのか。


さっきのオレの涙を返せ(泣いてないけど)。


まあ誰かに告白するでもなく、もちろん誰かに告白されるでもなかった

私にとっては、もう1日登校日があっても、特に影響はないのですが、

それで困った事になった人は、もしかしたらいたかも知れません。




色恋沙汰での問題はないにしろ、別の問題が発生しました。


私は、卒業して3・4日後に、福島の親戚の家に遊びに行くという

予定を立てており、しかも、どうせならちょっと遠回りして

新潟経由で行こうと考え、夜行列車「ムーンライト(現・ムーンライトえちご)」の

指定席を取っており、乗車を楽しみにしていたのでした。


今にして思えば、時間はたっぷりあったので、

一度キャンセルして、出発日をずらせば良かったのですが、

なにぶん楽しみにしていたので、予定通りの日程で出発し、

登校日のために一度前日に自宅に戻り、そして登校日出席後に

改めて親戚宅へ向かうという、ちょっと無駄な事を行いました。


そういう訳で、わざわざ埼玉に戻ってまで出席した登校日は、

本当の最終登校日にもかかわらず、卒業式の感動とは対照的に、

いつもと同じように始まり、卒業アルバム配布と、

担任の先生の簡単なお話だけで、30分も経たずに終了し、

クラスメイトともいつも通りしれっと別れ、

午後には早速、福島の親戚宅へ戻りました。


みんなも、「最後の日は卒業式であって、

今日はあくまでおまけ」という意識でいたのでしょう。


今思い出しても、この日程はなんとか

ならんかったのかと思う次第ですかお