
先月放送されたNHKの番組 を巡って、
浦和美園駅周辺がちょっとした話題になっています。
浦和美園駅開業直前に、線路の下をくぐる
大掛かりな道路が開通したにもかかわらず、
開通から数年で埋めたてられ、そして今、
その道路空間を再び掘り起こし、駐輪場に
しようとしているという、行き当たりばったりとも言える
さいたま市の行政が批判されていたのです。
これに対してさいたま市は、事実と違うと、
NHKに対して抗議を申し入れ、さいたま市の
反論しております。
本放送の際は見逃したのですが、先日の再放送は
見る事ができ、さいたま市からの抗議を受け入れる形で、
テロップを追加して放送したようです。
そういえば、駅開業前か開業間もない頃に、
少なくとも一度はその道を通った記憶があるのですが、
確かに結構立派な道路だったのに、
いつの間にか消えてしまっていました。
とりあえず、市や市議の言い分が正しいと仮定しましょう
(決して私が、市の方が正しいと思っている訳ではないです)。
ネット社会の普及で、テレビなどのマスコミ報道を
斜に構えて見る事のできる人であっても、
この放送を真に受けて、さいたま市の行政は
酷いと思う人は多いのではないでしょうか?
私も何の予備知識もなしにこの番組を見ていたら、
自分の住んでいる行政はなんて酷いのだと
憤っていたことと思います。
なぜならば、市井の人々にとって、政治や行政の失態は、
恰好の叩き材料となるからです。
マスコミも叩かれる対象ではありますが、
政治・行政も同様なのです。
情報の受け手にとって、都合のいい情報というのは、
その発信源の信憑性を疑うことを、時に疎かにさせてしまいます。
例えば、以前こんな事がありました。
ある人が裁判で無罪になりましたが、ネット上をはじめ、
世間ではその判決に多くの不満や疑問の声が挙がりました。
「あいつは札付きのワルだから、
悪い事をしたに決まっている」と。
確かに、本当は悪い事をしていたのに、
上手く隠蔽できていたのかもしれません。
でも、それはそれとして、その「札付きのワル」という情報を、
「マスコミ以外から」手に入れた世間の人は、
ほとんどいないと思います。
ネット上ではマスコミを揶揄して「マスゴミ」などと言いますが、
ある時はそう言いながらも、「札付きのワル」という情報は
何の疑いも無く受け入れるというのは、本来矛盾してますよね。
自分の都合が良い悪いの差で、情報の信憑性をを決めることは
危険なことであると、自戒の意味を込めて、改めて思います![]()