曽根田駅前に、やたらと大きな建物があります。
しかし、なんだか閑散としています。
ここはかつて「さくら野百貨店」というデパートがあった建物ですが、
2005年に閉店して以来、映画館などの一部テナントが残ったのみで、
広い建物を持て余しています。
この百貨店のルーツは、かつて福島駅前にあった
山田百貨店という老舗デパートにあります。
その後山田は、主に東北地方にあったいくつかの
百貨店連合と合併し「ダックビブレ」を設立し、
マイカルグループ傘下となりました。
マイカルグループとなった事で、1993年に
長年親しまれた「山田百貨店」から
「福島ビブレ」と名を改め、1998年には、
福島駅前から数百メートル離れた
曽根田駅前に新築移転しました。
しかし、2001年に親会社のマイカルが経営破たんし、
ダックビブレはマイカルグループを離れ、
2002年に「さくら野百貨店」とその名を変え、
福島ビブレも、さくら野百貨店福島店となりました。
移転してからのビブレ→さくら野の売上は
芳しくなかったようで、ビルの所有者との
家賃交渉が決裂した事もあり、2005年3月をもって
不本意ながら閉店となりました。
移転後わずか7年の出来事でした。
その7年間で、私は福島市を訪れる機会が少なかった事もあり、
営業期間中は、福島ビブレ時代に一回訪れただけに留まりました。
もう4年以上この状態が続いている事になりますが、
まだ築年数も浅いので、なんとかして有効活用する
方向で解決できる事を望んでおります。