Jリーグ開幕直後の熱狂ぶりや、浦和レッズの弱さについては、
あちこちで語られていると思いますので、ここでは私が
醒めた眼で見ていた中で、覚えている事をちょっと書き連ねてみます。
・当時はテレビ中継が多かったので、試合を眼にする事も
多かったが、素人目に見ても、レッズは他のチームと比べ、
明らかに下手だった。
普通にボールキープができていなかった。
・そんな中、トリビソンノというアルゼンチンのDFの選手は、
長髪を振り乱して、孤軍奮闘していた。
・レッズの試合の日、ホームスタジアムの駒場競技場上空に、
飛行船が飛んでいた。
良く見てみると「頑張れ清水エスパルス!(当日の対戦相手)」と
書いてあった。
どうやら清水のスポンサーだったJALが飛ばしたらしい。
今だったら、相手のホームタウン、それも浦和の上空に、
そんな物を飛ばす事などとてもできないだろう。
・当時のレッズのホームの駒場競技場は、観客席が狭かったので、
初年度の観客動員数は全チーム中最下位であった。
これも今思うと考えられない。
・浦和で試合がある日、浦和駅で臨時売店が出て、
Jリーググッズを販売していたが、そのほとんどが
ジェフ市原の物であった。
しかもその日のレッズの対戦相手はジェフではない。
まだ地域密着という考えが根付いておらず、
チームは親会社の持ち物(ジェフ=JR東日本)という
意識からの、空気の読めない売店といえよう。
・開幕直後は、それまでのサッカー応援の風物をそのまま受け継ぐ形で、
チアホーンという甲高い音のでる鳴り物の音が響いていたが、
今までのサッカーと違って、多くの観客が鳴らすものだから、
騒音問題となってあっと言う間に廃れた。
・結局、ミサンガなのかプロミスリングなのか良くわからなかったが、
どっちの呼び名でも正しいらしい。
…醒めた眼で見てた割に、意外と覚えている物ですねえ![]()
程なくブームは沈静化し、Jリーグは現在、恐らく当初から考えられていた
理念に基づき運営されているのだと思います。
その辺の事を綴るのは、またの機会に譲るとして、
オープニングゲームを飾った2チームの内、
横浜マリノスは年間優勝3回と、それなりにJリーグの歴史を
引っ張ってきましたが、Jリーグの理念に真っ向から反発した
ヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)は、
リーグ開幕からの2連覇のみで輝きは失せ、
思惑であったはずのJリーグの主役チームになる事はできませんでしたね。
それどころか、今は存続の危機すら囁かれてしまっています。
開幕当時はレッズ・グランパス・ガンバあたりがとてつもなく弱くて、
「早く2部制を導入して、それらのチームは落としてしまえ」などと
言われたものですが(レッズは導入後実際一度落ちましたが)、
結果的に、それらのチームがJリーグを引っ張り、
最初にあった10チームの内、消滅したフリューゲルスを除き、
ヴェルディが現時点で一番の負け組となってしまったのは皮肉です。
最後にもう一つ思い出した事を書きます。
とある女優さんが、Jリーグ中継のハーフタイムに出てきて、
緑色のユニフォームを着用しながら、「ヴェルディのサポーターです」と
称した事があります。
良く巨人戦の中継で、タレントがオレンジの法被着て出てきて、
番組やら映画やらの宣伝をしていきますが、
要するにそのJリーグ中継版です。
それだけであれば、「ふっ、ミーハーな…」と苦笑して終わるところですが、
実はその女優さん、それと同時期に、
清水エスパルスに声援を送る役どころで
CMに出演しているのです![]()
その時から、その女優さんがちょっと嫌いになりました![]()
今でも彼女はヴェルディサポーターだったりするのでしょうか。
そうであれば尊敬しますが、その確率は低そうだなあ![]()