さいたま新都心は、行政機関や一般企業のオフィスが目立ちます。
スーパーアリーナやけやき広場といった、集客能力のある施設もありますが、
ショッピングが行えるような施設が少ないという事は、
開業当初から言われておりました。
JR東北本線の線路を挟み、西側は新都心の再開発地域ですが、
東側の旧中仙道沿いには、新都心の開業以前から、
イトーヨーカドー・ホームセンター・住宅展示場などが一体となった
カタクラパークという複合施設があるにはありました。
そのカタクラパークを運営している片倉工業が、
新都心に商業施設をという声に応えるべく、
カタクラパークに隣接する形で、新たに2004年9月に開業させた
ショッピングモールが、コクーン新都心です。
シネコンのMOVIXさいたま、スーパーマーケットのライフ、
紀伊國屋書店、ABCマート等々、様々なショップが入居しております。
「コクーン」とは英語で「繭」の意味で、これは片倉工業が
製糸業を営んでいた事から名づけられました。
こちらは隣にあるカタクラパークのイトーヨーカドーです。
一部、コクーンと競合する分野もあります。
新都心が開業するずっと前から存在するので
「さいたま新都心店」ではなく「大宮店」です。
さいたま市内はもとより、埼玉県全体でも一番の繁華街は、
隣駅の大宮駅周辺ですが、現在なぜか大宮駅周辺からは、
映画館が消滅してしまったので、大宮駅から一番近い映画館は、
ここコクーン新都心のMOVIXさいたまとなります。昔は映画を見るために
大宮まで足を運んだものですが、時代は変わるものです。
建物は全体的に簡素な印象を受けますが、開業から20年後を目処に、
再開発を行う構想があり、敢えて簡素な構造にしてあるそうです