セブン&アイホールディングス傘下の、ミレニアムリテイリングのそのまた傘下、
そごうの心斎橋本店(大阪)が、J・フロントリテイリング(大丸・松坂屋)に、
売却される方向で話が進んでいるそうで
実現すれば、隣接する大丸心斎橋本店と合わせ、広大な床面積を持つ
百貨店が誕生する事になります
左手手前がそごう心斎橋本店
その奥が大丸心斎橋本店
(ブログ管理者撮影)
そごう心斎橋本店は、2005年9月に、経営破綻したそごう復活の象徴として、
かつて大阪店と名乗っていた跡地に、華々しく開業させた経緯があります。
私も大阪を訪れた際には、何度か立ち寄っております。
開業から僅か3年余りしか経っていない段階での売却話は、
セブン傘下になったという事情があれど、これでは何のために
開業させたのかと、考えさせられます
大阪では今後、2011年に大丸と三越&伊勢丹がJR大阪駅ビルに出店を予定し、
経営統合して一緒の会社になった阪急と阪神も、
同じ頃にそれぞれ梅田店を建て替える予定です。
さらには、2014年には近鉄が阿倍野本店を建て替え、
日本最大級の百貨店になる見通しです。
この未曾有の消費不況の中、大阪の百貨店業界は、
逆行する動きとなっておりますが、競争が始まる前に、
そごうが降りてしまった感じです。
果たして数年後の大阪の百貨店勢力図はどうなってしまうのか、
遠く離れた地の話とは言え、気になるところです。
今回は同時に、同じミレニアムの西武百貨店の札幌店と旭川店が、
撤退を検討という話もあるようです。
こちらについても、北海道編という事で、明日以降に語ろうと思います