なぜこのようなブラックスペースができるのでしょうか。従来の矯正治療は欧米人に合わせたアーチ(歯列弓)の形を基準に治療をしてきました。しかし、実は欧米人より顔の幅の大きい日本人にとって基準になっていたアーチの幅は狭すぎたのです。そのため笑ったときに口角が黒く空いてしまう「ブラックスペース」が大きくできることがありました。
第一の目標、かみ合わせと歯並びを改善することはできましたが、残念ながら正面からの見た目の改善としての観点からはマイナスです。しかしながら、現状では治療を終えた患者さんで、ブラックスペースが大きい人を多くみかけます。今後は、歯並びやかみ合わせの改善だけでなく、お顔のバランスや口元の美しさを考慮した
治療計画、即ちスマイルデザインを考慮した矯正治療が望まれます。ブラックスペースを最小限にして美しい笑顔を獲得することを重要に思っている患者さんは、この点を考慮して矯正歯科医院を選ばれると良いでしょう。美しい笑顔の判断基準のひとつにスマイルラインがあります。美しいといわれているスマイルラインを表示しています。笑ったときに、上の歯の切端が下唇のラインと一致してカーブを表わしているのが望ましいと言われています。