新橋駅の出口で、烏森口(からすもり ぐち)ってありますよね。
なんで 烏森ーからすもり なのか?
それを今回は ご紹介していきます。
今は昔、この辺りは 江戸湾の砂浜で、
「枯州(かれす)」や 「空州(からす)」の森 と呼ばれておりました。
砂浜の松林には カラスが多く集まって巣をかけていたため、
のちに「烏ーカラスの森」と呼ばれるようになっていったとのこと。
それが「烏森」という名前になったそうです。
カラスは昔から、八咫烏(やたがらす)と言いますように
神の使い として あがめられていた鳥でした。
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ここで、周辺の神社のお話を。
駅から繁華街を少し南に、烏森神社(からすもりじんじゃ)
という神社 がございます。
画像出展:烏森神社公式HP
ここを祀ったのは、藤原 秀郷。またの名を俵藤太と言い
大江山の大ムカデ退治や、平将門の乱を鎮めた功績で有名な、
スマホのゲームで有名なFGO(Fate Grand Order)にも登場している
彼が平将門と戦う前に、武州のとある稲荷神社に必勝祈願をしたところ
白羽の矢を与えられ、見事勝利した。
お礼に一社を勧請しようとすると、夢に白狐が現れ、神鳥が群がる所へとお告げが。
彼はこの森でカラスの群れを目にし、社を作ったのが
「烏森稲荷」の起こりとなった。
その後、この神社の周辺は 江戸の大火にも不思議と延焼を逃れ、
商業の街として発展し行くここ烏森を
鎮守の社として見守り続けて来ました。
今は稲荷を取った「烏森神社」として、新橋のオフィス街で働く
サラリーマンやOLの方も多く参拝する、
憩いの場所となっています。
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今は「新橋」と呼ばれていますが、
昔は「烏森」という土地名だったのですね。
その名残りが、新橋駅の 烏森口 の出口の名前として、
またこの地域や神社の名として残っています。
繁華街の賑やかな喧騒の中にも
どこか懐かしい雰囲気…が路地に残る、ここ新橋に
ふらりと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
さち
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