こんにちは！
営業トレーナー＆アンガーマネジメントコンサルタント
Office M & R 代表の坂山一哉です。
今日もご覧いただきありがとうございます。
営業なんてイヤ！
でも続けてやってこれた！
それはあなたの精神論ですよね！と言われますかね。
それは違います。
今でも臆病なこともありますし、精神的に強くなったとは思っていません。
でも続けて来れたのです。
それは
「思考の変化」です。
私が営業を始めたのが、30年以上も前。
その当時は今のように、転職など盛んでもなかった。
正直精神論・根性なども叫ばれていた時代です。
夜遅くまで仕事をする。
長く仕事をする。
これが美学みたいな風潮もありました。
そんな状況の中、日々イヤな営業をし、
会社に帰れば怒られる日々。
でも辞めるなんて言えなかった。
いや、言える雰囲気ではなかったのです。
だから仕方なく仕事をしていたのです。
会社に帰るのがイヤ、するとずっと病院にいる方が楽になるのです。
そうしているうちに、他社の方ともお話しするようになります。
顔を合わす機会も多くなり、お互いの近況なども話をするようになりました。
すると結構みなさん同じようなことを経験されているのです。
その中でもM製薬のS君。
その方も私と一緒で入社したばかり。
彼も相当会社で言われているとのこと。
一気に仲良くなりました。
一時期、医師に面会に行くよりも、彼が来ないかな。なんて思いながら病院を訪問したものです（笑）
そのS君がある時私にこう言ってくれました。
「なあ坂山君、俺な君と一緒にいて楽しいわ〜、ほんまに俺ら大変やけど辞めずにがんばろな！」と。
えっ、俺と一緒にいて楽しいんや！って思いました。
でも私はこう言ったのです。
「S君、でもな、結局は何をやっても怒られるやん。全然面白くないねん！」って。
するとS君、
「どっちがあんまり怒られなくなるか勝負しようや！」と。
なんとすっとボケたことを言う奴や、なんて思いました。
でも怒られなくするにはどうしたら良いか？
「なあS君、なんで俺らこんなに怒られるんやろか？」
するとS君、
「いっぺん、先輩になんでそんなに怒るんですか？って聞いてみよか？」って言うので、
私は、
「そんなん聞いたら、さらにボロカスに言われるで（笑）（笑）（笑）」
と言い、二人でお腹を抱えて笑い転げました。
でも何で怒られるんやろか？
これ二人で真剣に考えたんです。
するとある答えが見つかりました。
怒られている時に多かったのは、
・相手がどういっているか？
・それに対してどうしたいのか？
を先輩によく聞かれるのですが、
それにちゃんと返事をしていなかった時でした。
とにかくやってきたことを伝える。
今日はこんな話をしてきました。
今日はここまでやってきました。
などと自分がやったことを報告するばかり。
それは当たり前のことで、
それに対して相手の反応や、自分がどうしたいのかをほとんど報告していなかったのです。
確かに営業がイヤでしたし、伝えることが精一杯でした。
だから相手の反応なんて考えることができなかったと言えばそうかもしれません。
でも伝えた時に、当然相手は何かしらの反応はあるはずです。
その反応に対してどうしていくか？を考えていなかった私。
そんな状態なら、怒られても当然です。
その後は少しずつですが、色々と変化もさせ、成績もよくなっていきました。
あの時、S君と出会っていなかったらと思います。
一緒にバカを言い、色々と考えたあの頃が懐かしいです。
そして二人で絶対に辞めんとこな！って誓ったんですよね。
今彼はどこでどうしているのか？
思考に変化を与えてくれたS君
ありがとう。
もしかしたら、僕が先に辞めちゃったかもしれないけれどね。
これからもお互いどこかでがんばりましょう。
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