BMW X6、X4、M5、マセラティ・ギブリを試乗して見つからなかった次の一手。

 

その夜一台の車が頭をよぎりました。

「アルピナ D5」

もうこの時点で完全に迷いに入ってました。

1時間くらい情報を漁った後、考え直しました。

そもそも欲しい車はガソリン車。

でも思いついたのはディーゼル。自分でも何がやりたいのか分からなくなってました。。。

その時多分世の中で自分の欲しい車なんてないんだと悟り、後1年X5に乗ろうと決めました。

 

 

翌日、妻と2人でかぐらスキー場まで日帰りスキーに出かけました。

ランチを食べて休んでいると、BMWのディーラーの方から着信。

明日までしかX6の試乗車ないので、今晩家まで持って行くよ!との事。

かぐらスキー場にいるなら非常に遅くなると伝えたところ、22時くらいに行きます!との事で約束。

 

その帰り道、関越が想定以上の渋滞。渋川伊香保まで湯沢から1時間半くらいかかり更に練馬まで4時間以上の表示。

どうしようもないので、高崎から北関東、東北道、首都高の迂回をする事に。。。

 

そのルートはひたすら空いてる事が多いのですが、苦しいのは+50キロ以上の迂回距離。

北関東道は暗いのもあって、関越の倍疲れる気がします。

家に着く頃にはグッタリです。

X5ってこんなに疲れたっけ?と思いました。

 

実はこの時転職が決まっていて、引き継ぎに忙しかった時期。

しかも、次の会社では某事業部門の部門長になる事決まっていて、これからはもっと忙しくなるはず。

だけど長距離ドライブは好きだし、冬場のスキー場通いは辞められない。

だから必要なのは長距離運転を楽しめる車なのではと感じました。

 

そして、帰宅して30分くらいでX6が到着。

そして普段運転する道で試乗。

まずは最寄り駅(&ショッピングセンター)までの道。

そして、よく通る周辺道路を30分程度運転。

ここでX6の印象が変わりました。

 

長距離運転で疲れ、ブレーキマナーの悪いギブリの印象が残っていたせいもありますがとっても知的でお行儀の良いお坊っちゃまという印象を受けました

 

例えば最寄り駅までの狭い道。

世田谷区の住宅街なので、とにかく道が狭い。デカイ車だととても苦労するのですが、(X5と比べて)その大きさをほとんど感じませんでした。

その理由はステアリング。重さは絶妙で大きさを感じさせないけど、スポーティーさも失わないバランスのとれた適度な重さがありました。

 

ブレーキも車重ほどの重さを感じません。

ゆとりがある感じで、踏んでいて怖い感じが全くしません。

 

そして、何より車がしっかりとしていて、SUVではなかなか感じない剛性感を感じた。(うちは山の上で駅から20mくらい上がるので、ちょっとしたところで剛性感を感じるポイントがそれなりにあります。)

 

 

唯一の難点は、エンジン。

さすがにディーゼルからの乗り換えだと、35iではトルクが圧倒的に足りない。でも、50iは値段もパワフル。さてどうしたものか。。。

 

③へ続く