「マジカライド」
http://www.studio-ryokucha.com/magic/index.html


メーカー:すたじお緑茶
ジャンル:魔法少女が大活躍のアクションアドベンチャー
発売日:2008年7月4日


シナリオ:氷雨こうじ
原画:REI
SD絵/挿絵:美弥月いつか
BGM:SENTIVE


プレイ時間:42時間


評点:82


ストーリー:

世界最高の魔法使い、ロック・アルウェン(CV:梅小路ピンポン)。しかし異世界、ニコニコ空間での戦闘中、強敵が現れ、呪いをかけられ、へんてこなぬいぐるみ(後にラビトンと名付けられる)に変えられてしまい、そのまま現実世界へと逃げ出す。一方、母親と死別し、父親とは仲が悪く別居中、容姿端麗成績優秀ではあるが周囲とは打ち解けずに何処か冷めた性格の如月巴弥(CV:安玖深音)。そんな彼女が屋上で授業をサボっていると、空から降って来たのはへんてこなぬいぐるみ!しかも喋る!!その、ウサギだかブタだかよく判らないへんてこなぬいぐるみこそがこの物語の主人公ロックであり、こうして二人は出会い、そして巴弥は気が向かないながらも成り行きで魔法少女となり、ラビトンと共に悪の組織と戦い、絆を深めて行く物語。


感想:

8話から成る構成で、1話毎にOPや次回予告、そして前回のあらすじまで流れるアニメ風の演出が施され、そして各話毎に、前半にアドヴェンチャーパート、後半にアクションパートと言った流れで展開してゆく。先ず言いたいのが、アクションパートが予想の斜め上を行く難易度であり、エロゲーにアクションなんて求めていない人には絶対的にオススメしない!!このアクションパートでどれだけ苛立った事か!!キーボードを叩き壊さなかったのが奇跡な程に腹立たしかった!!!何故に現実逃避先の二次元でこれ程までにイラつかないといけないのか!!・・・一方、アドヴェンチャーパートは、呪いでぬいぐるみにされた主人公であるが、その呪い、性的に興奮した時には元の姿に戻る事が出来、且つ満足するとまたぬいぐるみに戻ってしまうと言う設定を利用して、冷めた巴弥と少しずつHな関係になって行き、徐々に心も身体も繋がって行く、繋がって行くのだが、しかし二人があまりにもお似合いのカップル過ぎて何だかプレイヤーの入り込む余地が無く、結構頑張っているHシーンではあるが実用性に欠けるのが残念である。とは言え、基本バカ展開で流れて行くシナリオは非常に面白く、原画も声優もBGMも、全てが完璧なまでの整合感を構築しており、前後左右よく動く立ち絵や随所のSD絵、その他諸々、演出も非常に巧く、まぁベタな美少女ゲーム的作品ではあるのだがなんかもう、全てに於いて完璧なのではないかと感じる程の安心クオリティに仕上がっている!!!!クライマックスが若干安っぽい気はしないでもないが、ヴィクター(CV:どてら4号)の演技力が素晴らしく、と言うか、どの声優の方も非常に素晴らしい演技力であり、シナリオを20%増量で面白くしていると思う!!そして何と言っても、感情の起伏も口数も少ないちょっと変わった女の子、カナデ(CV:五行なずな)がかわいいのだ!!!チョコパンとクリームパンなのだっ!!!あと、超が付くバカでドジだけど健気に頑張るリサ様(CV:青山ゆかり)も好きだ!!!うにょらー!!!・・・どのキャラクターも非常に魅力的で、本当にクオリティの高い美少女ゲームだと思う!!!有り難くない程に凝ったアクションパートに時間を割きたくない人には残念ながら強くオススメ出来ないが、しかし個人的には、ドタバタ作品が好みであれば例えアクションパートに人生を無駄遣いしようともプレイして損はしないと思う!!特に得られるモノはないんですが、とても面白かった!!!!

Black Metal Wanderer ver1.01 Black Metal Wanderer ver1.01 Black Metal Wanderer ver1.01 Black Metal Wanderer ver1.01

「ハチミツ乙女blossomdays」
http://www.lupinus-soft.net/hatimitsu.html


メーカー:ルピナス
ジャンル:照れ×デレ 恥ずかしがる乙女に萌える学園ADV
発売日:2009年10月23日


シナリオ:狩野伊太郎/J・さいろー/佐野一馬
原画:ミヤスリサ
BGM製作:藤田淳平(ElementsGarden)


プレイ時間:
七瀬有希(CV:新堂真弓)ルート/約8時間


評点:89


ストーリー:

両親の仕事の都合で、幼い頃に暮らしていた長閑な田舎町「美空町」の、かつての幼馴染、七瀬瑞希(CV:水瀬沙季)とその妹、有希が暮らす家で居候する事になった、と言うのも、瑞希&有希姉妹の両親も丁度同じ時期に仕事の都合で家を空ける事になるらしく、それならば、と言う事で七瀬家で3人で暮らす事になった主人公。不安もありつつ10年ぶりに故郷に帰ってきた主人公を迎えた七瀬姉妹は、不安も吹き飛ぶぐらいに昔と変わらずで、それから半年、瑞希や有希、そして学園の女の子たちと、仄々と、時に甘々な生活を送る学園恋愛物語。


感想:

先ず、登場するヒロインたちは初期設定から主人公の事が好きで、でも好きだからこそ気持ちを伝えられずに恥ずかしがってツンツンしたりテレテレしちゃう、そんなヒロインたちがとっても可愛い!!田舎の仄々とした温かい雰囲気を纏ったミヤスリサ氏の可愛過ぎる原画も相まって、これがもう堪らなく可愛いのなんの!!シナリオは特に何の変哲も何の起伏も無いベタベタな萌えストーリーではあるが、それが逆に、これと言ったドタバタの無い田舎の仄々とした雰囲気を醸し出していて、萌え萌えな女の子たちとの仄々とした日常が好きな僕としては非常に好みであり、藤田淳平(ElementsGarden)氏の全編ピアノのみによる美しく、心が洗われる様に綺麗なBGMの効果もあり、本当に、田舎の澄んだ空気の様な温かな心でプレイする事が出来た。BGMと原画が本当に素晴らしいゲーム!!!そしてこの、とっても可愛い女の子たちとの萌え萌えで何気ないストーリーである!!!これで僕が好きにならないはずがあろうか!?いや、ない!!!反語!!!テレxデレな女の子たちと付き合った後も、それはもう初々しい、おじさんたちが疾っくの昔に忘れてきた甘~い恋も上書きされちゃう程に甘く初々しいラブラブっぷりが最高で、もうニヤニヤとキュンキュンが止め処なく溢れる完成度!!!そんな中でのえっちパートは、青さと幼さに満ちたイチャエロさで、良好!!原画が女性と言うのもあってか、ぱんちゅが毎回カワイイと言うのも評価したい、強く!!!とりあえず、音楽や原画、シナリオ等、雰囲気が本当に良い作品であり、派手な展開や淫らな要素を求めない、温かく仄々とした何気ない雰囲気の作品が好みであれば、若しくはプレイしてるこちらが恥ずかしくなる程に初心で、テレで、デレで、そんな可愛い女の子たちに心きゅんきゅんトキメク作品が好みであれば、責任は取りませんが個人的に一押ししたい、世知辛い現実からの二次元への逃避にピッタリな良作!!!!僕はこういう作品が好きなんだぁぁーー!!!!!

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「SIN -黒朱鷺色の少女-」
http://studio-mebius.product.co.jp/software/SIN01/index.html


メーカー:Studio Mebius
ジャンル:ツンデレ魔王強制居候AVG
発売日:2008年11月28日


シナリオ:おおやぎしんいちろぉ
キャラクターデザイン:飛鳥ぴょん
原画:飛鳥ぴょん/平木直利
音楽:Barbarian On The Groove


プレイ時間:約23時間


評点:90


ストーリー:

ある日突然に、オタクな主人公の許へと降って来た〈闇の力で7つの世界を支配する者〉魔王クレル(CV:民安ともえ)。ツンデレ魔王クレルが有する防御や回復の白魔力〈アルバ〉と攻撃の黒魔力〈アトラ〉の中、〈アトラ〉が何故か主人公へと宿ってしまい、二人は共同生活を、主人公、超常的な力で異界の者達と戦う非現実的な生活は嫌だ、平穏な日常に返してくれと、一方魔王は、役立たずの人間風情が、と、二人は意に反して共同生活を送る内に、少しずつ絆を深め合い、成長し、そしていつしかお互いに掛け替えの無い存在へとなってゆく様を描いた物語。


感想:

中盤までの、非現実的な日常をひたすらに拒み続ける主人公のへっぽこっぷりがクソゲー以外の何物でもない酷さであるが、しかしその序盤のへっぽこっぷりが逆に、数々の戦闘や出来事を経て中盤以降で強く成長してゆく主人公の変化を巧く表現しており、特に、掛け替えの無い仲間たちを破壊者の手から護ろうと生命を懸けて戦い抜く主人公の成長には心を打たれた!!少年誌的ベタで壮大なストーリー且つ登場人物も在り来たりではあるが、焦らして緩急を付ける事によって感動を巧く高める物語構成や、何と言っても、Barbarian On The Grooveによる、場面の雰囲気を爆発的に昇華するBGMが途轍もなく素晴らしく、"クソゲの覚悟でプレイしたら予想外の良作だった"的名作ではないかと思う。背景は非常に綺麗で、演出もかなり凝っており、原画も線は恐ろしく綺麗ではあるが、衣装等のデザインのセンスが絶望的なまでに酷く、魔王クレルの元部下レイブン(CV:天天)の技の名前も恥ずかしくなる程にダサいが、それらを差し引いても良作以下にはなり得ない作品であった!!!ストーリーがどうだとか、キャラクターがどうだとか、攻略キャラが1人だとか、実用向けではないとか、そんな事よりもやはり、主人公の成長と、紡がれるクレルとの絆、そして音楽が、もう堪らなく心を揺さぶり、感動を呼び起こす至高の逸品!!!!"予想外の"と言う言葉は必須な気がしないでもないが、個人的に名作であった!!!!!


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