光國と2人で20日間ほど過ごすのは初めてで、やったらやった分以上に笑顔が返ってきて、有難うって言ってくれる。幸せに満ちた日々だった。
これを大変と思い育児するなら光國に『はいはいそうだねー』『今イライラしてるから待っててね』等の最低な返答が繰り返されるだろう。怒る時に目を見て聞きなさい!って怒るなら自分も子供の一語一句、目を見て聞いてやらないと子供が理解するはずもない。
妻と同じで愛情不足により精神的な病になる可能性もある。 妻は母親から捨てられた身で父子家庭だ。それが悪いって訳じゃないが自分はどんな時も被害者意識を出してくるが自分がされた事を光國にしてると言う事を考えるべきで、私の会社にも迷惑かけてる事も真剣に考えるには時間も必要かなと考えてた。
買い物から帰ったら、袋から出し、全部冷蔵庫に直してくれる光國、洗濯物を干すのも手伝ってくれる。
光國は褒められる事が大好きでその為なら大変でも頑張ってた。
2歳の光國がこんなに生き生きしてるのに母親みたいに暗い顔、笑顔のない育児なんかどんな状況に置かれようと俺にはできない。
大人でも理解できない行動を子が理解できる訳がないし、そういう親を信頼できる訳がない。
妻を病院に連れて行くのが先だと思い、交通費を振り込み帰って来るように何度も頼んだ。
妻の性格からして私がこう言わないと戻れないと知っていたからだ。
その翌日、バスターミナルまで迎えに行ったが久しく会う母親に光國は無反応だったのを覚えてる。
それから予約しなくても大丈夫な小さな心療内科に向かったが、鬱はそこまで酷くないけど、何かあるんだけど断定はできないから、もっと大きいとこでちゃんとした検査を受けるように頼まれた…
この先生の言葉を都合よく解釈して大丈夫だったと思い込み、ちゃんとしたとこに予約するべきだったと深く反省した。
年末だから光國にもクリスマスプレゼントやケーキなど今年もなんとか家族で過ごせるとは思ったものの私には不安しか無かった。