体操:冨田、平行棒と鉄棒で2位…国内最後の演技

 種目別で争う体操の豊田国際競技大会は最終日の16日、


愛知県豊田市総合体育館で男女計5種目を行った。


男子は、この大会が国内で最後の演技となる


冨田洋之(セントラルスポーツ)が平行棒と鉄棒で2位に入った。


 ◇「満足の20年間」…冨田、会見で笑顔

 アテネ五輪で団体金メダルを決めた瞬間をほうふつさせた。


体操ニッポンを支えてきたエース冨田の国内最後の演技、


鉄棒の締めは伸身のムーンサルト。着地が見事に決まると、


会場は大きな拍手と歓声に包まれた。



 冨田は「多くの観客に来てもらい、感謝の気持ちを込めて演技をした」と言う。


団体銀メダルを獲得した北京五輪後、初の試合で出場した


平行棒と鉄棒はともに2位。「表彰台に立てて良かった」と会見で笑顔を見せた。



 平行棒は「少し滑ったので対処するため演技構成を変えた」。


鉄棒も予定していなかったF難度の技を入れるなど


臨機応変さは最後まで健在だった。



 アテネ五輪種目別2位の平行棒など種目を絞れば、


現役続行も不可能ではないが、すべての種目を得意とする


オールラウンダーにこだわった。「(一部種目で)衰えを感じた」と冨田。


残るは来月スペインで開かれるワールドカップのみ。


「満足の20年間だった」との言葉を残し、27歳は母国での演技を終えた。