韓国戦後 選手コメント
東アジアサッカー選手権2008
決勝大会
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■川口能活(ジュビロ磐田)
優勝を逃し、肩を落とす日本代表イレブン(後方)=重慶【 共同 】 |
「戦う姿勢がもっと必要」
悪い展開の中で失点してしまった。立ち上がりは球際で相手の方が強く、90分間での修正が難しかった。中国戦では集中できていたが、山をひとつ越えて慢心していた部分があったかもしれない。前半は動きが少なかったが、後半は積極的になっていった。ただし前半からそれをやらないと、このレベルの相手に勝つのは難しい。(若い選手に対して)もっと強い気持ちで代表の試合をしてもらいたい。
勝てなかったことは残念だけど、北朝鮮戦も今日もリードされて負けていない。それはポジティブに考えていい。もちろん課題はいっぱいあるし、急にはよくならない。球際の強さだったり、パススピードだったり。戦う姿勢がもっと必要だと思う。
■安田理大(ガンバ大阪)
「学ぶものは大きかった」
けがの問題はない。本来の状態だったんですけど、1対1でも(ボールを)取られましたし、もっとフェイントのバリエーションを増やしていかんとあかんなと。(監督の指示は)有三(田代)の近くにおって、サポートするように言われました。でも北朝鮮と違って、韓国のDFはちゃんとポジションをとっていて、球際も激しい。それに負けないようにしないとあかん。
(3試合をやって)出ると出ないとでは大違いですし、試合に出て学べることも大きい。今回は3試合に出て学ぶものは大きかった。A代表と五輪代表とでは雰囲気も違うし、相手のレベルも高いし、球際も強い。その中で自分がどれだけできるかというのが課題だった。自分ができる部分もあった。ボールをもらって、前にどんどん行って、というのは結構自分でもアグレッシブにいけたと思う。でも、まだまだボールに絡むことが必要。
Jと代表とでは、球際の強さとかプレッシャーもぜんぜん違う。そういう激しさ、強さというものをワールドスタンダードで考えていきながらプレーできるかどうかが、これから世界と戦う上で大事だと思う。
■内田篤人(鹿島アントラーズ)
「優勝したかった」
(試合後監督からは)特に何も言われていないです。(前半終了間際のシュートについて)功治さん(山瀬)はよく見てくれているし、ヤットさん(遠藤)だって功治さんが絡んでくれば、ああいう形はもっと増えると思う。優勝したかったんですけどね。(優勝)するためにここに来たから。いい経験をした、というよりも優勝したかった。悔しいです。
(この3試合で得られたものは)今は分からない。Jリーグが始まって、しばらくしたら分かるのかもしれない。
■山瀬功治(横浜F・マリノス)
「大事なのはチームとしてのゴール」
(今日もゴールを決めたが)チームの結果、大会の結果の方が大事。自分のゴールよりも、勝てなかったことの方が大きい。課題はたくさんあった。何が一番の課題かは今は言えないが、この先分析することで出てくると思う。ただ、決定機は少なかった。
(ゴールシーンについて)セットプレーになった時には、常にショートコーナーで何かできないかを考えていた。ヤット(遠藤)さんと篤人(内田)もそれを意識していた。ボールが来た時、あそこはダイレクトで打つしかないなと思った。
(これで岡田体制になって4得点目だが)たまたま自分が決めただけ。周りの人に感謝するしかない。大事なのはチームとしてゴールすること。
■今野泰幸(FC東京)
「自分が悔しい」
今日の試合ではボールを取った後に、ただクリアするだけでなく、何とか味方につなげられるように意識していた。
(試合の入り方の悪さについて)集中はしていたけれど、こっちが様子見しているところで、向こうは闘志丸出しで来ていた。そうなると最初の段階でやられてしまう。相手がうまかったというより、自分が悔しいという感じ。左サイドの13番(パク・ウォンジェ)のセンタリングの精度が高いことも分かっていた。何とか耐えられればよかったけど、耐え切れずに、引き分けになってしまい残念。
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韓国戦後 岡田監督会見
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■まだまだ詰めが甘い
日本―韓国 後半ロスタイム、厳しい試合展開に表情を曇らせる岡田監督(左)=重慶【 共同 】 |
タイトルを目指してここ(重慶)に来ていたので、それがかなわず残念に思っています。選手は自分たちの力をよく出してくれましたけれど、前半はまだまだ詰めが甘く、また守備でも甘さがあって失点してしまった。このへんはまだまだ、われわれの課題だと思っていますが、長いキャンプを経てここまで頑張ってくれた選手には感謝したいと思います。
――この試合で得たもの、この大会で得たもの、選手交代のタイミングをどう考えていたか?
私は、この大会であろうが試合であろうが、人生において得られないものは何もない(と考えている)。それが具体的に何かというのは分からないですけれど、経験していくことによって、いろいろなものを得ることができます。また、選手交代のタイミングをどう思うかということですが、私は正しいと思ってやっているので、それは皆さんが評価すればいいことだと思います。
――日本は戦術的なレベルは高かったと思うが、ゲームを支配しながら韓国の精神的なパワーに劣っていたように思う。それについてどう思うか?
おっしゃる通り。韓国が(こちらの)1トップに対して、格好(スタイル)を捨ててまで3バックで守ってきた。それに対して、そんなに簡単には勝てないと、ハーフタイムに(選手たちに)少し言いました。まだまだ、そういった甘さがある。そういうものは、なくしていかないといけない。しかし、結果として負けてはいません。まだまだ、われわれには進歩の余地が残っている。そうポジティブにとらえています。
――甘さというのは具体的にどのようなものか?
簡単なことで、ボール際の強さ。足先で行くか、体ごと行くかという、ボール際の強さ。それから、自分のマークが走っていっても簡単に離してしまう。または、相手がロングボール主体で、自分の頭を越えたボールやこぼれ球を全力で拾いにいくというような、単純なこと(ができていないということ)です。
――安田の投入でリズムがよくなったが、交代の意図は?
中盤でパスはつながったんですけど、最後のところでどうしても枚数が少なかったので、安田には田代の近くで2列目から入るという(指示をしました)。よりトップの近くに人を置きたかったということです。 |
<なでしこ>
中国に快勝、
3戦全勝で初V…
公式大会で初栄冠
【中国・日本】前半19分、先制ゴールを決め、笑顔の大野(中央)=中国・重慶市の永川スタジアムで2008年2月24日、小出洋平撮影
【重慶(中国)安間徹】サッカーの東アジア選手権は最終日の24日、当地で女子の最終戦2試合が行われ、日本は中国を3-0で破り、3戦全勝で勝ち点を9に伸ばして初優勝した。女子の公式大会では初めてのタイトルを獲得した。FW大野(日テレ)が前半2ゴール、後半にもFW永里(同)がヘディングシュートを決めた。中国との対戦成績は4勝6分け15敗となった。北朝鮮は4-0で韓国を降し、勝ち点4で並んだ中国を得失点差で上回り2位。中国が3位、前回優勝の韓国は3連敗で最下位に終わった。
○日本3-0中国●(前半2-0、後半1-0)
開始早々から主導権を握った日本が快勝した。前半19分、右サイドで縦のロングボールを受けた永里からのクロスを大野が決めて先制。同43分にも、大野が左ポストを直撃した澤のミドルシュートのこぼれ球を体で押し込み、リードを広げた。後半に入っても攻守に集中力を切らさず、後半10分に大野の右クロスを永里が頭で合わせ、ダメを押した。中国は少ない決定機を日本の堅守に阻まれた。
▽日本・佐々木監督 素晴らしいに尽きる。チームとしてやろうとしていたことを90分間表現してもらい、満足している。(優勝は)今の段階では出来過ぎだが、選手はよく頑張った。(メダルが目標の北京)五輪につなげたい。