このところ たびたび「屋根裏シェフ」ってなぜシェフなの?

と聞かれます


確かに、この名前の由来は誰にも話していなかった


ウクレレの製作者ならビルダーとかルシアーなのでは?

確かにそうですね


シェフでは料理人ですね


理由は

仕事に対する姿勢とか心根みたいなものへの尊敬と言うか、共感と言うか。


たとえば

料理人は自分が一生懸命に作った料理は一切残らない

なのに目の前にいる人の、口に入れた一瞬の「おいしい」と言う笑顔を求めて

常に、勉強、研究、切磋琢磨して自分の腕を磨こうと努力する


最近はテレビで一流のシェフやその業界で成功している有名人など

紹介している番組を良く見かけます


たとえば

ある有名なトンカツ屋のおやじさんは

注文した人を見て、脂身と赤みのバランスをとる


あるてんぷらやのオヤジさんは

高齢のお客さんにはイカのてんぷらに包丁で筋を入れて

噛み切りやすくする


あるホテルのシェフは

コース料理の食べるスピードを察知して

一人の女性のお客の料理の量を減らす


そんな色々な料理人の細かな配慮、姿勢が


自分のウクレレ作りを目指す原点に共感する部分があるのですね


だから、自分はウクレレのシェフを目指したい!


自分自身の好みのデザインのウクレレを製作して

店頭に並べて、それを気に入ったお客さんに買ってもらう

ルシアー、ビルダーと言われる物作りも良いのですが


自分の目指すウクレレ作りとは

オーダーの注文をいただいて製作する事


男性か女性か? 若い人か年配か?

オーナーの方の要望、技量、握力、指の長さ、好み などなど

人は色々な個人差があって


オーナー、一人だけにマッチしたウクレレを作る

それが究極のウクレレだと思います


確かに、時間がかかるし、儲からない、商売として成り立たない

デメリットも沢山あるのですが


大手企業では作れない、個人でなくては作れない不採算なもの

だから、他では見たこともないものが作れると確信します


そして、そんな生き方に魅力を感じてしまいます


最後に

屋根裏とは。。。屋根裏に工房があるからですね~♪




屋根裏シェフ 高達 正のウクレレ音知