訴状(日高亮訴訟)
令和2年2月●日
東京地方裁判所 行政部 御中
原告
住所
被告 国
第1 請求の趣旨
1 被告国が保有すると主張する「令和7年4月1日付 国民年金保険料納付受託事務に関する契約書(以後「契約書 」と言う。)の真正原本は存在しないことを確認する。
2 訴訟費用は被告の負担とする。
第2 請求の原因
1 当事者関係
原告は行政機関情報公開法に基づき、「国民年金保険料納付受託事務に関する契約書(令和7年4月1日付け契約書)」の開示を求めた者である。
被告国は、厚生労働省を通じて契約書を管理し、開示決定および原本閲覧を実施する行政庁である。
2 開示請求と移送の経緯
原告は会計検査院に対し本件契約書の開示請求を行った。
会計検査院は、当該文書が厚生労働省に存在するとして、行政機関情報公開法9条に基づき移送通知を発出した。
その後、厚生労働省は原告に対し開示決定通知を行い、原本閲覧を実施した。
3 260203原本閲覧の実施と厚労省職員の説明
原告は令和8年2月3日(以下「260203契約書閲覧 」という。)に厚生労働省において原本閲覧を行った。
原本閲覧の際、厚生労働省職員・日高亮は、以下のように説明した。
ア 厚生労働省は、契約書を 袋とじ編綴した状態で作成した。
イ その袋とじ編綴原本を 会計検査院に提出した。
袋とじ編綴製本は、抜き取り差替え防止の目的でした措置である。
ウ 260203契約書閲覧に供している文書は、 会計検査院から移送された契約書である。
エ 袋とじ編綴製本が解除され、文書がバラバラでありパンチ穴が開いている点については、「厚生労働省には責任はなく、会計検査院長(原田祐平)の責任である 」と述べた。
4 閲覧に供された文書の重大な異常について
しかし、原告が閲覧・交付を受けた文書は、以下のような状態であった。
袋とじ編綴製本が完全に解除されている状態であった。
パンチ穴が開いている。
頁1枚1枚がバラバラである。
編綴の痕跡(ホッチキス止め)が存在しない。
行政文書としての体裁を欠いている。
この状態は、厚生労働省職員(日高亮職員 )の説明(=袋とじ編綴原本を作成した)と決定的に矛盾する。
5 厚生労働省の義務違反(違法性)
(1)行政文書開示制度における原本提示義務違反
行政機関情報公開法および行政文書管理法の趣旨から、行政機関は真正な行政文書の原本を開示する義務を負う。
義務を負っているにもかかわらず厚生労働省職員(=日高亮職員 )は、真正原本とは外形が一致しない文書を「原本」と称して提示し閲覧させた。
これは行政文書開示制度の根幹を損なう違法な公権力行使である。
(2)文書の真正性を確認していないことの自認
日高亮職員は、文書の異常な状態について、「厚生労働省には責任がない」と述べ、厚労省として原本の状態を確認していないことを自認している。
これは、行政庁自身が文書の真正性を保証していない事実 、と言うことを意味し、原本不存在の疑いを決定的に強める。
(3)(文書の成立)民訴法228条の推定が適用されない。
本件文書は、作成者の説明する外形(袋とじ編綴)と一致せず、改変防止措置が解除されており、改変された契約書である可能性が極めて高く、作成者自身が真正性を確認していないため、民訴法228条の「文書の成立の真正」の推定は前提を欠き、適用されない。
6 原告の法律上の利益の侵害
原告は、行政文書開示請求権という公法上の法律関係に基づき、真正原本の閲覧を受ける権利 を有する。
しかし厚生労働省は、真正原本ではない文書を真正原本として提示したため、原告の法律上の利益( 知る権利 )は侵害された。
7 訴訟物と確認の利益
以上の事実から、厚生労働省が真正原本を保有していない疑いは極めて強く、原告には「真正原本不存在」の確認を求める法律上の利益 がある。
本件は行政事件訴訟法3条6項の当事者訴訟として適法である。
第3 証拠方法
1 260203閲覧時に原告に交付された契約書
2 会計検査院の移送通知書
3 厚生労働省の開示決定通知書
第4 添付書類
1 訴状副本
2 証拠説明書
3 釈明処分申立書(行訴法23条の2)
4 検証申立書
5 260203閲覧時に原告に交付された契約書
6 会計検査院の移送通知書
7 厚生労働省の開示決定通知書
以上
http://blog.livedoor.jp/marius52/archives/5660389.html
https://marius.hatenablog.com/entry/2026/02/19/104610
http://paul0630.blog.fc2.com/blog-entry-6042.html
https://plaza.rakuten.co.jp/marius/diary/202602190000/
https://kokuhozei.exblog.jp/36174640/