【「言葉にできる」は武器になる。】の要点
◆相手が聞きたいのは意見であって、言葉そのものではない。言葉は意見を伝える道具であり、まずは、意見を育てる必要がある。
◆自分に意見がなければ、咄嗟に思いついたことを口にしたり、相手の言葉に反応するように返事をすることしかできない。その結果生まれるのは、不理解や誤解による「この人は、何も考えていないな」という一方的なレッテルだけである。
◆言葉にできないということは、「言葉にできるほどには、考えられていない」ということと同じである。どんなに熟考できていると思っていても、言葉にできなければ相手には何も伝わらない。
◆言葉を生み出す過程
①内なる言葉で意見を育てる
②外に向かう言葉に変換する
→「なんとなく考えている」「考えたつもりになっている」という状態から脱出できる。
◆漠然と考えるだけで終わらせるのをやめる。頭に浮かぶ断片に言葉という形を与え、組み合わせ、足りない文脈を加えるプロセスを行う。この繰り返しによってはじめて、内なる言葉は鮮明なものになり、地方が積み上がるように思考に厚みが生まれていく。
◆どう言うか、どう書くかではなく、自分の気持ちを把握した上で、自分の気持ちをどう伝えるか、どう書ききるか、でなければならない。当然のことながら、想いをさらけ出すためには、さらけ出したいと思える想いがないと意味がない。さらに、想いの全体像を把握していなければ、何をさらけ出したらいいかも分からない。
◆日本語の型を知る。(訓練のない個性は、野生に過ぎない)
①たとえる
②繰り返す
③ギャップをつくる
④言いきる
⑤感じる言葉を使う
◆話す相手が大勢でも、たった1人のために言葉を生み出すこと。
◆自分が「これは意味が分からないな」と思った言葉について、メモして意味を調べるだけでなく、どう言い換えれば、多くの人にとって分かりやすいものになるかを考えることを習慣化する。
◆いきなり文章を書くのではなく、頭の中で内なる言葉を鮮明にしてから書く。
◆修飾語を工夫して文章に躍動感を持たせるのではなく、動詞にこだわって躍動感を出す。
なんとなく考えたつもりになっているだけで、頭の中で鮮明に考え切るまで至らないことが多くある。頭は、言葉を勝手にイメージでつなぎ合わせ、「考えた」と思わせてしまう。そのため、いざ言葉にしようと思った時に、言葉にできないことがよくある。これからは内なる言葉を頭の中で完成させ、自分の思いを把握し、伝えられるようにしたい。