私たち人間に様々な繋がりがあるように、赤くて細い糸はもつれて絡み合い、天井を埋め尽くしていました。
肉体的な繋がり、精神的な繋がり、何か1つを切っても、また新しい繋がりができ、死ぬまで自由のない私たち。
繋がりがあるということは、1人ではないということは、とても嬉しいことって教わってきたのに、本当は、それが1番辛いことなんじゃないかと考えさせられる。
どう足掻いても、本当の意味でひとりぼっちにはなれないと、それがどれだけ孤独なことなのかと、思いました。
民族、国家、宗教、、、性
子供にはケンカするなって言うのに。大人はなんでケンカするの?
って思っていたけど、
分かり合い溶け合うことは、そう簡単じゃないと、大人になったら分かる。
切ることのできない糸があれば、どうやっても繋ぐことのできないものもある。
恐ろしくて逃げられなくて気持ちが悪くて、美しかった
塩田千春 魂がふるえる