曲によって。こういう歌い方にした方が。とか、こういう声にした方が。っていう注文が実は苦手です。
 
 
どうして、その歌い方にするのか、その声にするのか。理由まで、その深さまで知りたい。
 
 
たった1小節だけでも、もっと低い声で。とか、かわいい声で。というような、漠然とした提案が来ると、混乱する。
 
 
たった1小節の歌い方を変えるとなると、一つだけ、歪な形のピースを無理やりはめ込んでいるような気持ちになり、その楽曲を咀嚼して組み立てていたものが、壊れてしまう。
 
 
そしてそれを、新しく組み立てて、落とし込むことは、時間がかかるし、不可能なこともある。
 
 
3月20日に発売されるミニアルバム「Sprout」
 
 
6曲とも、絵画のような、映画のような。
 
 
私の歌を通して、耳に伝わって、それをまぶたに浮かべて感じてもらいたいです。
 
 
 
 
W5qAY_yyth.jpg