ラリーパーツの一つであるナビハンドル。

入手困難ということもあり製作することにしました。
ナビハンドル : ナビハンドル考察
ナビハンドル製作 その① : 金具の図面作成。
ナビハンドル製作 その② : 金具の加工。
ナビハンドル製作 その③ : 金具の加工。(仕上)
ナビハンドル(当時物) : 当時物ナビハンドル考察
今回、ナビハンドル製作 その④ では、握り手部分の加工を行います。
先日、紹介した当時物のナビハンドル↓

このロープ状の構造について興味深いことが分かった。
まずは、その前にロープの構造についてですが、
ロープの撚りには種類があって、↓図の用に左側の撚り方がS撚りで右側の撚り方がZ撚り。

通常、3本の紐をZ撚りして作られている『三つ打ちZ撚り』というロープが一般的です。

当時物のロープを調べてみると、この三つ打ちZ撚りではなく、四つ打ちZ撚りで構成されている。

個人的な見解なんですが、この構成されている4本の紐はもともと1本の紐の両端を繋いで輪を作り、
それを二つ折りしてねじるとこの形状になる事から、3本の紐だと繋ぎ目の処理が上手く出来ないので四つ打ちになったのでは?と思いました。
さらに構成されている4本の紐は、二つ打ちS撚りの紐で構成されている。
つまり、大きく構成されている紐を形成している細い紐はそれと逆向きに撚られているということです。
なるほど、そういうことか~!?
と安易な考えでロープ作りがスタートしました。
実はこの時昨年の12月の事で、11月には金具は完成していたのですが
ここからが半年以上の長い道のりでしてなかなか記事にすることができずにいました。
まずは、似たようなロープを探してみましたが、一般的な三つ打ちZ撚りの紐と違い
マルーン色のS撚りの紐なんてなかなかない。
イベント会場の入り口で並ぶところにあるパーテーションロープというのが
同じ形状のロープというのを発見しましたが、撚りが真逆です。
どこを探してもなかなか見つからない・・・。
ないなら作ってしまえ!
と紐を染色したりといろいろ試してみましたが、これまた上手くいかず失敗。
上手くいかない時には、一度頭をリセットさせた方が良いのでしばらくこのプランを放置していました。
そんな半ば忘れていたころにふと思いついた事がありました。
そういえば、あの手のロープ見たことあるような・・・。
そうそう、ヨーロッパ調のカーテンなどに使われているタッセル。
思い立ったらすぐに行動です。
お店に行ってマルーン色のS撚り紐のタッセル発見~!

これこれ!高級感のある良い感じのカラーです。
三つ打ちS撚り紐なので、一本抜いて二つ打ちS撚り紐にします。

そして、もう少し絞り込んで両端を繋いで二つ折にしてZ撚りすればナビハンドルのロープになる訳ですね!
と、ここでもう一つの問題にぶち当たり暗礁に乗り上げてしまいました。
Z撚りの紐でS撚りのロープを作ろうとすると、ねじる方向が逆なのでZ撚りがほずれてきてしまいます。
なんだ~!?
これはどうやって解決すればいいの????
しばらく悩んで解決せず、再び放置・・・。
元々のZ撚りの紐がほずれてしまってきていたので、ぎゅっと撚り治して
これは、スチームなんかで熱を加えてあげないとクセがつかないかしら~!?
なんて思っていると、ちょっとしたことに気が付きました。
ギュッと強くS撚りして力を抜くと少し撚りがほずれる。(回転が逆になる)
もしかして、このS撚りを限界まで強く寄った状態で輪を作れば、自然と元に戻ろうとする力で
Z撚りが作れるのでは???と発見しました。
早速、やってみると↓この通り

ナビハンドルと同じ構成の紐が作れました。
ちょっと柔らかい素材ですが、握った感じは問題なさそうです。
もちろん、途中に金具を通してありますよ。(笑)
あとは紐の繋ぎ目を隠す金具隣の結びこぶしを巻けば出来上がりですね!
あと一歩です!
まさかこの紐の加工で半年以上も時間を費やしてしまうとは思ってもいませんでした。(爆)