恐らく多肉植物の中で最も種類が多いのが、エケベリア属ではないでしょうか。
こちらは、そのエケベリア属に分類される
『大和錦(ヤマトニシキ)』
と言います。
種類によっては、色が少々異なり、中には赤い斑点模様が美しいものもあります。
私もが初めて見た時は、一瞬、陶器で出来たフェイク(偽物)の多肉植物かと思いました。
植物らしからぬ見かけから、大和錦は美術品であると言っている方もいらっしゃいます。
大和錦は、風が必要です。
葉の多い、葉と葉の隙間がなく敷き詰まっている多肉植物は、多湿に弱く、湿度が高い時に風がないと腐ってしまいます。
夏の猛烈に強い日の光でなければ、光を好む多肉植物です。
耐寒性にも耐暑性ともに優れているので、初心者向けの多肉植物と言えると思います。
強いというものの、やはり気温が5℃以下になったり、25℃以上になると枯れたりします。
一般的には、1〜2月と7〜8月は生育が止まると言われています。
冬の休眠期でも光は必要です。
春と秋が生育期なので、この時期には、土が乾いたらら鉢底から水がこぼれるくらいたっぷりと水やりします。
休眠期は、土の表面が乾いた時に霧吹きなどでたまに湿らせるだけで良いと思います。
冬は断水気味でも問題ありません。
吉沢陸
