闇バイトの実行役が強盗をする事件が頻発しています。
モノを取るだけでなく暴行などをはたらく、強盗罪と暴行罪が合わさった併合罪になると、罰は更に重いものとなります。
※併合罪の法定刑は、罪の刑期が長い方の刑期×1.5とするになります。
例えば、刑が懲役20年の罪と懲役15年の罪を1度に犯した場合、併合後の長期は【20×1.5=30年】になります。
闇バイトをして捕まる人たちを見て、
「闇バイトに応募する人は、何故、犯罪と気づかないのか?」
「指示役とメッセージのやり取りしている時に「あっ、これは闇バイトだ、犯罪だからやめておかないと」と思わないだろう?」
と思ったことはありませんか?
私は、初めの頃は、発達障害のある人や統合失調症のような善悪の判断ができない人が闇バイトをしてしまうと思っていましたが、どうやらそれだけではないようです。
闇バイトに応募してしまう人の心理は複雑で、一概に「なぜ犯罪と気づかないのか」と断言することは非常に難しい問題です。
本日は、闇バイトと闇バイトに手を染めてしまう人たちについて考えてみたいと思います。
闇バイトに応募してしまう主な要因
・経済的な困窮
経済的な理由で、高額報酬に目がくらんでしまうケースが多いです。
特に若者や生活が苦しい人は、その傾向が強いと言われています。
・情報収集能力の不足
テレビを見ない世代もあります。
テレビを見てもニュースは見ない人たちもいます。
テレビで特殊詐欺グループの事件や実行役が簡単に逮捕されていることを知らないケースもあります。
インターネットに情報が溢れる中、真偽を確かめずに安易に情報に飛びついてしまう人もいます。
闇バイトの巧妙な手口に騙され、犯罪であることに気づかないケースも少なくありません。
同世代や年下としか話す機会がない人も稚拙な考えのまま自分が無知であることに気づいていません。
・巧妙な手口と募集方法
闇バイトの勧誘は、高額報酬だけでなく、「楽して稼げる」「短時間で終わる」など、魅力的に見せかけることが多く、日頃から努力することが苦手な人は、このキャッチコピーに騙される人が多いです。
闇バイトの指示役は、巧妙な言葉遣いや状況設定で、犯罪であることを隠そうとします。
例えば、「荷物運び」「データ入力」など、一見、合法的な仕事のように見せかて仕事をさせようとします。
・周囲の環境
友人や家族など、周囲の人から相談できずに一人で抱え込んでしまい、判断力が鈍ってしまうケースも考えられます。
日頃から強いストレスを感じている人は、正しい判断ができなくなっている場合もあります。
・知識不足
そもそも何が犯罪であるかを知らないため、やろうとしていることが犯罪であるという認識がなく(もしくは薄く)、軽い気持ちで応募してしまう人もいます。
日本の警察の有能さやその犯罪をすることでどれだけの刑があるのか知らずに実行役として働いてしまうケースがあります。
指示役とのやり取りの中でなぜ気づかないのか
・心理的な操作
恐怖や不安をあおり、指示に従わせるように仕向けます。
例えば、「途中でやめても家族に危害が及ぶ」など、脅迫的な言葉を使うこともあります。
・時間的な制限
迅速な対応を求められ、じっくり考える時間が与えられないことで誤った判断をしてしまいます。
闇バイトをしてしまうと
・逮捕・起訴
犯罪行為であるため、逮捕・起訴される可能性が非常に高いです。
・前科
一度犯罪歴がつくと、就職や進学に大きな影響を与えます。
・社会的な信用を失う
家族や友人、知り合い、近隣の方たちから大きな信頼を失う可能性があります。
・精神的なダメージ
逮捕されたり、犯罪に関わったという事実を一生背負うことになり、罪悪感やトラウマといった精神的なダメージを受ける可能性が非常に高いです。
闇バイトに巻き込まれないためには
・不審な求人に注意する
世の中に楽して稼げる方法はないということを意識する。
高額報酬や簡単な作業など、あまりにも条件が良い求人は疑ってかかる必要があります。
・事前に情報を集める
応募先について、インターネットなどで必ず情報を検索して、企業の存在を確認し、会社の代表や遠隔、規模、実績や口コミ情報などを必要があります。
・何でも一人で判断せずに相談する
怪しくなくても常に友人や家族、信頼できる人、メンター的な存在の方に相談する必要があります。
・警察に相談する
不安な場合は、最寄りの警察署に相談してください。
警察が事件にならないと相談に乗ってくれない、動いてもらえない場合は、他の民間の相談機関などに相談してください。
いかがでしょうか。
「闇バイト」という言葉が一般化されるようになってから武道の教え子を見ていると大変失礼なのですが「この子は将来、闇バイトをしてしまいそうな気がする」と思ってしまう子どもや大人が多いです。
それほど、世間知らずと言いますか、何も知らない人が増えていると実感しています。
「私は大丈夫」「私はそんなことしない」と思っていても、あなたの子どもや身近な知り合いが、闇バイトに手を染めてしまう可能性は全くのゼロではありません。
「この子、大丈夫かな」と感じる人は、しっかりと情報を与えてあげてください。
「自分は大丈夫」と思っている人でも、強いストレスを感じている時や人の役に立とうとして、間違った判断をしてしまうかもしれません。
世の中から闇バイトがなくなりますように。
この世から犯罪がなくなりますように。
本日も防犯意識を高くしてまいりましょう。
防犯アドバイザー吉沢陸
尼崎セキュリティサービス