地域猫活動の定義とは。 | ブッちゃん 笑って…【アメブロ編】

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2015年1月、お空へ引っ越した元保護犬ブッチへの詫び状。時々、猫、預かりワンコのこと。

前回の記事をリブログしてくださった
よーぴんさん、煌ママさん、
ありがとうございました。
励みになります。



さて、地域猫の発案者でもある黒澤氏の資料に
TNRと地域猫活動の違いについて
解りやすく書かれているものがあります。

■TNR
飼い主のいない猫の繁殖を抑え、自然淘汰で数を減らしていくことを目的に、捕獲し、不妊去勢手術を施して元のテリトリーに戻す活動のこと
・子猫を産まさない、ノラ猫を増やさないことが目的
・子猫の引取数を減らす→殺処分ゼロ (動物愛護活動)
・住民が関わらなくても可能
・行政の関わりがなくても可能
・フン害やエサやりのトラブルは減らない。
・捕まらない猫の不妊去勢手術が中々行えない
・捕まらずに不妊去勢手術ができなかった猫がいると3~5年で元の頭数にもどる (最低でも75%の不妊化が必要)
・ボランティアや愛護団体、個人でもすぐに実行できる(地域住民 が任せきりになるため地域の協力は得にくい)
・個人や愛護団体が単発的に行う活動 (初動対策)


町会で、街ねこ活動(地域猫活動)を開始する前に
私個人で餌やりさんの協力を得て
自宅周辺の飼い主のいない猫に実施したのは
TNRです。
私自身はそれまで飼い主のいない猫に
餌を与えたことは一度もありません。


■地域猫活動
飼い主のいない猫のいる地域住民が主体となり、 不妊去勢手術や給餌 、清掃などにルールを決めて管理しトラブルを減らす活動のこと
・地域の環境衛生問題と捉えて、住民のトラブルを解決することが目的
・TNR + 適切な飼育管理 (動物愛護活動と地域の環境衛生改善活動)
・住民が主体
・行政の関わりがある(認定が必要ではない)
・ルールに基づき適切に世話をするのでトラブルは減る
・住民が見守ることで、地域内の全頭手術が早めにできる
・継続的な把握と不妊去勢手術の徹底により、新たな繁殖によって増える猫はいない(その間に周辺地域の実施も促す)
・住民の理解を得るまでに時間がかかるため、すぐに実行できない (住民、 行政、ボランティアとの協働)
・地域住民が継続的に見守る活動 (長期的対策)


大阪市の「街ねこ活動」ガイドブックには
地域、行政、街ねこ手術の協力病院の
三者協働とあり、ボランティアの記載はありません。
私も一地域住民として活動してきました。

しかし、
地域住民である元々餌やりをしていた方達は
自身が世話をしていた猫以外には関心がないのか
町会が地域猫活動を始めたから
餌やりをしても非難されずに済ことで満足なのか
決して協力的ではないです。


大阪市では申請者側(町会等)は1頭2,500円の負担で
捕獲器の貸出し、手術の予約、搬送、リターンまで
大阪市が行ってくれます。
自分たちで捕獲した猫を、
手術当日の引渡しとリターン時に立ち会います。
有難い制度ですが、すべて平日に行います。


深夜、早朝に捕獲して半休を取って立ち会いました。
それから出勤します。フラフラです。
サラリーマンにはキツイです。



先日捕獲出来なかった
新参猫の黒猫さんの居る現場へ
一昨日の夜から通ってます。

捕獲器の入り口を閉まらないようにして
その中にフードを置き、捕獲器に慣れて貰います。
1週間程続けて本番に臨みます。

昨晩、黒猫さんが潜んでいる施設の
植込みの向かいにある月極駐車場に
耳カットのない猫を発見。
地面にウェットフードらしきモノが
置かれてありました。
本当に困ります。
いくら町会の回覧で周知しても
地域外からやって来て、
こういうことをする人がいるんです。
頭が痛いです。


未手術の新参猫2頭
同時に捕まってくれることを願いながら
頑張りますけどね。


本音はこうです。

誰が猫を増やしたんですか?
餌だけあげて子猫が産まれては死んでも
路上死する猫がいても
野良猫だから仕方ないですか?
ただ目の前の猫に餌を与えるだけ。
与えるだけではその先どうなるか
解りそうなもんでしょう?
猫好きだから餌あげるんでしょう?
野良猫可哀相と思うんでしょう?
手伝ってください。
可哀相な野良猫増やさないように
手伝ってください。


あなたのせいじゃないからね。
人間が悪い。