途方に暮れた日。 | ブッちゃん 笑って…【アメブロ編】

ブッちゃん 笑って…【アメブロ編】

2015年1月、お空へ引っ越した元保護犬ブッチへの詫び状。時々、猫、預かりワンコのこと。



うちの子記念日、家族記念日
喜ばしい日のはずなのに
何年もこの日を複雑な思いで迎えました。

ひめちゃんとおとくん姉弟が家に来て
5月10日で6年になりました。






6年前の5月10日
夕方バス停の近くに立ったまま
何台もやり過ごしました。


ブッちゃんのキャリーバッグの中には
病院で診てもらったばかりの子猫が4匹
収まっています。


生まれて3週間程の子猫は
一番大きい子でも175グラムしかありません。



そして僕は途方に暮れる

昔流行った歌が頭の中でリフレインします。




泣きついてきた餌やりおばさん
騒ぎ立てた同僚を恨めしく思い
今日の日を呪いました。

人道、正義を語り振りかざす人たちは
見事にあっさりと、この件から手を引きました。




家ではブッちゃんが待っているというのに。



キャリーを出来るだけ傾けないように
家までの道を歩きました。






翌日のひめちゃんとおとくんです。





あとの2匹は特に状態が悪く
次の日の朝、出勤前に病院へ連れて行き
そのまま入院となりました。



数日後病院で亡くなりました。


仕事終わりに亡くなった子を迎えに行き、
野良猫にここまでしてくれてありがとう
と言われ、入院治療費を半額にしてくださいました。

零細企業で働くサラリーマンには大変有り難いことでしたが、心の中は恥ずかしさでいっぱいになりました。


成り行きでこうなりました。

本当は関わりたくありませんでした。

力量以上の事をする人だと家族からも呆れられる人間です。






死んだ子たちに
うらくんとしまちゃんと名付け
次の日市営の斎場で個別火葬をしてもらいました。






残った二匹を妹の手を借り育てました。

じっとしていない子猫をドリンク剤の箱に入れ、キッチンスケールで体重を計ります。
毎日増えていくのを喜びました。

里親さん探しをするつもりでしたから
健康体にしなくてはと
できる限りの医療にもかけました。



家に来て1カ月経った頃のひめちゃんです





少し大きくなりました






猫風邪がひどく、塞がっていたひめちゃんの目は、まん丸の可愛い目をしていました。

おとくんの右目は完全には治ることのないまま、視力はありますが白濁したままです。












ご飯をしっかり食べ、部屋中を走り回り
ネズミのおもちゃを前に狩りの体勢をとります。

もう一丁前です。


そろそろ里親さん探しを始めよう
難しいかも知れないけれど
出来ることなら2匹一緒に迎えてくれる方がいればいいなと思いました。



動物愛護管理センターが定期的に譲渡会を開いているというので電話で問い合わせてみました。

説明を聞いてるうちに一抹の淋しさを覚えました。

帰宅して妹に説明された内容を伝えましたが、反応はふーんといった感じでした。


子猫のうちじゃないとと焦る気持ち
動物病院に張らせてもらうチラシ作り
里親募集サイトへの投稿
思案しまくっていたある日
もう手離せないと妹が言いました。


思いもよらなかった展開に拍子抜けしました。

当時在宅で仕事をしていた妹は
毎日成長するひめちゃんとおとくんを
見ていました。


灯台下暗し。

妹が里親さんになりました。










こうして子猫時代の写真を見ていると
てんやわんやな日々を思い出して笑いますが、6年前の感情もまとわりつきます。




ひめちゃんを抱っこしてギュッとして
おとくんも抱っこしてギュッとして
家に来てくれてありがとうと
初めて伝えることができました。

ニャンだろうというような顔をしていました。