BLWについて、よくこの質問を耳にします。

 

赤ちゃんが自主的に食事をする場合、あまり量が食べれないから、BLWとともにスプーンでおかゆなどを食べさせてもいいでしょうか。

 

私の答えは、

離乳食を開始する時期に、スプーンを採用せずに、直接にBLWを行ったほうが良いと思います。ただし、すでにスプーンで始めた場合、BLWとの併用も可能です。でもなるべく徐々にBLWに移行し、スプーンは特別な食べ物(おかゆやヨーグルトなどの液体)だけの時にしましょう。

 

6ヶ月に、BLWを始めました。でもなかなかうまく食べれません。それは普通です。みんなそうでした。産まれてすぐ自分で上手にごはんを食べれる子は世の中にいません。

スプーンで与えることも同じです。すぐにいっぱい食べる子も少ないです。

 

だから、6ヶ月~7ヶ月の離乳食はあくまでも練習です。しかも、非常に大切な練習期間です。栄養素はほとんど母乳やミルクから取っています。この1~2ヶ月の練習により、BLWがうまく行くはずです。

 

それ以降、赤ちゃんの食べる量は増え、自分でも十分にコントロールできます。

 

■□■□■□■□■□■□

 

しかしながら、すでにスプーンに慣れた赤ちゃんにBLWをやってもらうには少し工夫が必要です。なぜかというと、①同じくBLWが上手になるには時間がかかる、②練習段階において自分で食べれる量が少なく、栄養不足になる可能性があるからです。

 

そこで、混乱させないため、毎回の食事には、先にBLWを行い、その後いつも通りにスプーンをあげると私はお勧めします。

 

でも時期により、大切なポイントがあります。私は下記のようにまとめました。

 

 

つまり、練習期間から成熟期間にかけて、徐々にBLWに移行していくことです。

成熟期間を果たすと、フォークやスプーンの練習もやり始めます。

 

日本には、8ヶ月以降の子供に手づかみ食べをさせるお母さんがたくさんいます。しかし、最初赤ちゃんは戸惑って、よく分からず、スプーンを待っていることが多いでしょう。

そうすると、手づかみだけではどうしても栄養分が足りないと考え、手づかみを辞めてしまう、もしくは練習機会を十分に与えない人もいます。

 

その場合、上記図面のポイントでやるならば、両立できると考えています。

 

ただし、離乳食の前にBLW知識を勉強すれば、このような工夫をしなくても済みます。

 

したがって、BLWは6ヶ月になったら早ければ早いほど良いと思います。また、8~10ヶ月に行っても間に合います。11ヶ月以降ですと、少し遅れてしまいますが、やる価値は十分にあります。

 

以上、今日の内容でした。

読んでいただき、誠にありがとうございます。

またコメントをお待ちしております。