最近、お墓の勧誘電話が少なくなったと思っていたら、葬儀場の会員にならないかと言う電話がしつこくかかってくるようになった。
そう言えばミニコミ紙の広告の大半は葬儀場だ。この10年ほどの間に、家族葬専門の小さな葬儀場が、我が家の徒歩圏内に4カ所も出来た。お墓の次は葬儀場というところか。
うちの近くに家族葬の葬儀場ばかりが出来るのは、老朽化した大きな団地やマンションがあるせいか。そこの入居者は地方出身の人が多く高齢になって、親戚・知人が参列する大きな葬儀をしなくなったのだろう。
今は無宗教の、お通夜もしない葬儀が多くなって、お寺さんも大変だろうと、他人事ながら心配になる。
最近、よく電話のかかってくる近くの家族葬の葬儀屋さんは商売上手だ泰國買樓。声はかなり年配のおばさんだが。
以前はファミレスだった所だからそんなに広い会館ではないだろうが、とにかく素敵な空間なので一度見学においで下さいと言う。
いえ、うちで次に死ぬのは私ですから、葬儀のことは私には関係ありません、と言えば、子供さんのために、葬儀のことまで用意しておくのが、親の務めですから、ときた。
〇曜日に来て下されば、葬儀でお出しするお料理を試食していただきます。(え、美味しいお料理の試食!)と、ちょっとその気になった。
サービスがもう1つあります、と彼女は更に私の心を揺さぶる。遺影用の写真を撮ってくれるそうだ。
  「写真を撮ってから10年も経ったら、使えませんよ」と言うと孔聖堂中學banding、何年かに1度は撮り直します、とのことだった。
うまい話にはのらないことにしているので、お断りした。
 
 遺影用の写真と言えば、私が行っている美容院でも最近、遺影用の写真を撮り始めた。ヘアーも顔のメイクもやってくれて、衣装もみてくれるそうだ。美容院の責任者の女性Oさんは50代始めで、仕事熱心。
 私がこの美容院に来てから10年以上になるが、彼女とは妙にウマが合う。髪をやってもらいながら、冗談を言っては2人で大笑い。笑いが過ぎて「頭を揺らさないで下さい」なんて時々言われる。
仕事熱心でも押し付けがましい宣伝はしない。話の中で、今度こんなことをしようと思うのですが、程度。彼女の両親が80代で、両親や伯母さんと話していて、遺影のことを思いついたと言う。
 Oさんは介護施設のお年寄りの所にパーマをかけに行ったり去頸紋、お年寄りや身体の不自由な人たちのために、車で店への送り迎えをしたりもしているようだ。
 
私もそろそろ遺影用の写真を撮ってもらおうかと、彼女にパンフレットをもらった。とても素敵な笑顔の老婦人の写真が載っていた。
「あら、素敵!」と言ったら、「うちの母です」だそうだ。
“記憶に残るステキな貴女の一枚”
来年の誕生日には撮ってもらおうかな。なんでも早く用意しておくことに越したことはないから。