マッキーの店を手伝うようになってから,
ますます私達はすれ違うようになった.
今までは夜には終わっていた仕事も,
今は夜中.
私は,朝から夜まで学校...
完全眠る時間が,
幸人の空いてる時間だった.
「仕方ない.仕事だから.」
そう,言い聞かせてる私に,
冷静な美奈は,
「ちょっと,幸人君のこと
甘やかしすぎなんじゃない?
夜中に来る樹里,
当たり前になってるじゃん.
昼間,何にもしてないなら別だよ??
学校行ってバイトして,
あんた倒れるまでそんな生活
続けたいつもり?!」
「そんなことないけど..
でも,やっぱ,
自由利くのは学生のほうだから...」
「バカ!!!
今の生活,
普通の社会人のほうが,
よっぽど時間あるって.
樹里が学校行かなかった日なんて
何ヶ月前よ??
5時に帰れた日なんて,
記憶にさえないくせに.」
確かに美奈の言うとおりだった.
このことには
コースケにも怒られた.
「甘やかしたお前が悪い.
いつの間にか当然になるってもんだよ.」
「うん.」
「まあ,お前が
好きでやってるハチ公なら,
俺は文句言わないけどさ.
恋愛っていいもんだし,
一杯悩んだほうが,
女は綺麗になるしね♪」
さすがはお兄ちゃん.
返す言葉がなかった.
でも,私は幸せだったし.
幸人が当たり前にしてるようには見えなかったから.
なれない仕事.
私が支えてあげたかった.
それに,
甘えてわがままになっているのは
私のほうだった...
いつからか,
その周りの言葉に,
私が甘やかしている.
私が合わせてあげてる.
私が気を使ってる.
私が...
私が....
そして,
気を使って言いたいことも言えない.
それでもそばにいたい.
そんな想いがあふれてしまった.
風邪具合の悪い幸人.
次の日は早く帰るからと,
その言葉を信じ,
料理を作って待っていた.
夜中になっても連絡は来ない.
着信を残しても
返事は来ない.
連絡が来たのは朝方.
いつでもいけるように
きっちりオシャレして,
リピートし続けた
加藤ミリヤのアルバム...
眠ることもできない私は,
もう,頭の中がぐちゃぐちゃだった.
何で,私の気持ち,
わかってくれないの?
何で,歩みよろうとしてくれないの??
何で,一緒に居れないの???
何で,
何で....
「もう,いいよ...」
出てきた言葉はそれだった.
作った料理をキッチンに投げつけ,
大声で泣いた.
トゥーリングに
アンクレット.
ブレスレットに
指輪.
ネックレスに
ピアス.
全部,
全部幸人のため.
行き場をなくした,
私を着飾っていたもの.
全部,
投げつけた.
いつも
精一杯の
笑顔になるように
願いをこめて見つめ続けた
お気に入りのMACの鏡が
音を立てて割れた.
幸人の気持ち,
考える余裕なんて
なくなってた.
冷静になれば
わかることばかり.
年末のお店なんて忙しくて当然.
なれない仕事に一杯一杯.
次の仕事も探さなきゃいけない.
それに,上からの私.
ハチ公パワーだって
余裕のなさに,
あっさり負けてしまった.
次の日は期待していた
大晦日だったのに.
大事な人として
紹介してもらえるはずだったのに.
「お姉ちゃん,かえっておいで.」
そう,妹の優しい言葉に
大晦日の約束を交わす前に,
年末家族が過ごす別荘に向かった.
ますます私達はすれ違うようになった.
今までは夜には終わっていた仕事も,
今は夜中.
私は,朝から夜まで学校...
完全眠る時間が,
幸人の空いてる時間だった.
「仕方ない.仕事だから.」
そう,言い聞かせてる私に,
冷静な美奈は,
「ちょっと,幸人君のこと
甘やかしすぎなんじゃない?
夜中に来る樹里,
当たり前になってるじゃん.
昼間,何にもしてないなら別だよ??
学校行ってバイトして,
あんた倒れるまでそんな生活
続けたいつもり?!」
「そんなことないけど..
でも,やっぱ,
自由利くのは学生のほうだから...」
「バカ!!!
今の生活,
普通の社会人のほうが,
よっぽど時間あるって.
樹里が学校行かなかった日なんて
何ヶ月前よ??
5時に帰れた日なんて,
記憶にさえないくせに.」
確かに美奈の言うとおりだった.
このことには
コースケにも怒られた.
「甘やかしたお前が悪い.
いつの間にか当然になるってもんだよ.」
「うん.」
「まあ,お前が
好きでやってるハチ公なら,
俺は文句言わないけどさ.
恋愛っていいもんだし,
一杯悩んだほうが,
女は綺麗になるしね♪」
さすがはお兄ちゃん.
返す言葉がなかった.
でも,私は幸せだったし.
幸人が当たり前にしてるようには見えなかったから.
なれない仕事.
私が支えてあげたかった.
それに,
甘えてわがままになっているのは
私のほうだった...
いつからか,
その周りの言葉に,
私が甘やかしている.
私が合わせてあげてる.
私が気を使ってる.
私が...
私が....
そして,
気を使って言いたいことも言えない.
それでもそばにいたい.
そんな想いがあふれてしまった.
風邪具合の悪い幸人.
次の日は早く帰るからと,
その言葉を信じ,
料理を作って待っていた.
夜中になっても連絡は来ない.
着信を残しても
返事は来ない.
連絡が来たのは朝方.
いつでもいけるように
きっちりオシャレして,
リピートし続けた
加藤ミリヤのアルバム...
眠ることもできない私は,
もう,頭の中がぐちゃぐちゃだった.
何で,私の気持ち,
わかってくれないの?
何で,歩みよろうとしてくれないの??
何で,一緒に居れないの???
何で,
何で....
「もう,いいよ...」
出てきた言葉はそれだった.
作った料理をキッチンに投げつけ,
大声で泣いた.
トゥーリングに
アンクレット.
ブレスレットに
指輪.
ネックレスに
ピアス.
全部,
全部幸人のため.
行き場をなくした,
私を着飾っていたもの.
全部,
投げつけた.
いつも
精一杯の
笑顔になるように
願いをこめて見つめ続けた
お気に入りのMACの鏡が
音を立てて割れた.
幸人の気持ち,
考える余裕なんて
なくなってた.
冷静になれば
わかることばかり.
年末のお店なんて忙しくて当然.
なれない仕事に一杯一杯.
次の仕事も探さなきゃいけない.
それに,上からの私.
ハチ公パワーだって
余裕のなさに,
あっさり負けてしまった.
次の日は期待していた
大晦日だったのに.
大事な人として
紹介してもらえるはずだったのに.
「お姉ちゃん,かえっておいで.」
そう,妹の優しい言葉に
大晦日の約束を交わす前に,
年末家族が過ごす別荘に向かった.