クリスマスまで後1週間.
今年も学校だけど,
夜はきっと幸人に会える.
幸人の居る毎日.
それが本当に幸せだった.
優衣に言われて素直に幸せって思えるようになった.
毎日があっという間だった.
いつもみたいに,
幸人の家にとまりに行って,
友達と遊んで.
音楽を聴いて.
doubleのokaeriが
毎日の私のテーマソングだった.
ただ,その日の朝は様子がおかしかった.
いつもみたいに朝食の準備をして,
先に家をでる.
「いってらっしゃい.」
そう幸人が笑顔で微笑んでくれる.
「また,後で起こすね.」
「うん...今日はいいや.」
「そっか.じゃあ,またね.」
深くは考えてなかった.
「幸人,仕事辞めたんだってね
樹里ちゃん,支えてあげてね
」
そのメールで昨日の様子の意味を知った.
「私は直接言えなかったんだ...」
その気持ちが痛かった.
はたからみたら,私は
全てうまく行ってる子.
国立大学で,研究もしてて,
最近大学院の進学も決まった.
そんな子と,一緒にいる幸人.
私だって知ってる.
幸人の周りは20代後半で
結婚しだして,
子供だって居る人もいる.
大学生とまだ一緒に居る.
そんな風に言う友達だっていることも.
学歴なんて気にしてなかった.
だけど,周りは気にしてる.
幸人の友達はリアルを生きようと,
高校を出て,仕事をしてる人が多く,
大学院って何?って言う友達がほとんどだった.
劣等感を感じたのは私のほうだった.
そして私より,幸人の方が
それを気にしていることも.
だからって,
私にまで幸人自身が距離を置いてしまうのが
悲しかった.
その日の夜は会えずに,
次の日の夜,
珍しく私から連絡を取り,
とまりに行った.
「留美ちゃんから聞いた?」
幸人の気まずそうな顔.
「うん.
ちょっとゆっくりしなよ.
ずっと走り続けてきたんだからさ,
それからゆっくり考えればいいよ.」
私なりに励ましたつもりだった.
「ありがとう.
そうも,いかないんだけどね.」
食事の洗い物をキッチンでしていたとき,
幸人が電話をしていて,
会話がなくなった後,
すごい物音がした.
「どうしたの?!」
おどろいてリビングに戻ると,
「母親が,倒れたって...」
今年も学校だけど,
夜はきっと幸人に会える.
幸人の居る毎日.
それが本当に幸せだった.
優衣に言われて素直に幸せって思えるようになった.
毎日があっという間だった.
いつもみたいに,
幸人の家にとまりに行って,
友達と遊んで.
音楽を聴いて.
doubleのokaeriが
毎日の私のテーマソングだった.
ただ,その日の朝は様子がおかしかった.
いつもみたいに朝食の準備をして,
先に家をでる.
「いってらっしゃい.」
そう幸人が笑顔で微笑んでくれる.
「また,後で起こすね.」
「うん...今日はいいや.」
「そっか.じゃあ,またね.」
深くは考えてなかった.
「幸人,仕事辞めたんだってね

樹里ちゃん,支えてあげてね
」そのメールで昨日の様子の意味を知った.
「私は直接言えなかったんだ...」
その気持ちが痛かった.
はたからみたら,私は
全てうまく行ってる子.
国立大学で,研究もしてて,
最近大学院の進学も決まった.
そんな子と,一緒にいる幸人.
私だって知ってる.
幸人の周りは20代後半で
結婚しだして,
子供だって居る人もいる.
大学生とまだ一緒に居る.
そんな風に言う友達だっていることも.
学歴なんて気にしてなかった.
だけど,周りは気にしてる.
幸人の友達はリアルを生きようと,
高校を出て,仕事をしてる人が多く,
大学院って何?って言う友達がほとんどだった.
劣等感を感じたのは私のほうだった.
そして私より,幸人の方が
それを気にしていることも.
だからって,
私にまで幸人自身が距離を置いてしまうのが
悲しかった.
その日の夜は会えずに,
次の日の夜,
珍しく私から連絡を取り,
とまりに行った.
「留美ちゃんから聞いた?」
幸人の気まずそうな顔.
「うん.
ちょっとゆっくりしなよ.
ずっと走り続けてきたんだからさ,
それからゆっくり考えればいいよ.」
私なりに励ましたつもりだった.
「ありがとう.
そうも,いかないんだけどね.」
食事の洗い物をキッチンでしていたとき,
幸人が電話をしていて,
会話がなくなった後,
すごい物音がした.
「どうしたの?!」
おどろいてリビングに戻ると,
「母親が,倒れたって...」