昨年アカデミー賞関連でもう1本。
『シェイプ・オブ・ウォーター』




半魚人と声を失った女性の恋物語。

ってところで、タイトルと言い、完全でないものについてのお話かしら☆

と、WOWOW放映を楽しみにしており、観出して何分経過か忘れたけど、『ん??ヒロインなんでこんなに半魚人のこと分かるん?』て説明待ちしてたらですね。


半魚人が猫を頭から食べるシーンで心が折れました。

私は犬派だけど、なんかもうショック過ぎて…



猫派の方は観てはいけません!



一応最後まで観ましたが私の好みではなかったです。


ギレルモ監督のスピーチには感動しました。

要約すると、映画の世界に境はないという、心打たれるものでした。




『DESTINY 鎌倉ものがたり』




幼い頃、机の下に本を並べて古本屋さんごっこをしていた堺雅人さん。


作家センセがぴったりはまっていて奥さん役の高畑充希ちゃんとのかわいい夫婦が微笑ましい。


現世とあの世、人間と妖怪。


目に見えていないからといって、否定できない世界観だいすき!!


貧乏神役の田中泯さん最高。

チャラい死神役の安藤サクラも素晴らしい。


劇場で観たかったなあと思います。


宇多田ヒカルの
あなた以外なんにもいらない
って歌われる歌詞も、観る前と後では印象が変わるから不思議。





『BURN THE STAGE』




アーミーちゃんと、大阪へ行った時に梅田の超でっけえスクリーンで期間限定公開レイトショーで観たので、昨年唯一映画館で観た作品。


詳しくはアーミーさんが語るべきと思うのですが、エクセルの私からするとユンギがワイン飲みながら曲作りに奮闘している姿が新鮮でした。

曲作り=ナムジュンのイメージだったので。


そして、生み出す人ってどの分野でも苦悩が付きまとうんだなってこと。


売れないのはつらいけど、あまりにも売れ過ぎると心身のバランスを保つのは大変だろうなって、一般人の私は思いました。


バンタンも怪我なく活動できるように、いちKポペンとして祈っています。



『観相師』





何か観てた時の予告編でチェックしてた作品。


人相からその人の性格、運勢まで視る観相師が田舎から宮中の要職に就くストーリー。

その腕ゆえ政の争いに深く絡んでいって…


最初にキャストの名前が出た時に
ソン・ガンホやん!!って叫んでしまった。

言わずもがなの韓国を代表する実力派じゃないですか、これは間違いない。


そして義弟役の人…時代劇の衣装と髪型だけどこの人…チョ・ジョンソクさんじゃね?


という感激。この時点でこれは面白いぞってセンサーが反応して、2時間超が長過ぎなかった。


やっぱりキャスティングのバチはまり+しっかり脚本+細やかな演出=上質な作品。





『胡同の理髪師』




派手さは全くなくても上質な作品は作れるという証明のような作品を中国から。


胡同(フートン)とは北京の旧城内の住居が建ち並ぶ細い路地を指すんですけど。


そこに住むおじいさんが主人公。というか、ほぼドキュメンタリーのような。
ストーリーはもちろんあるけど。


現代的なビルディングに囲まれて、取り残されたかのような古い家屋の中で、理髪師として現役の。

何か起こるかと言われると、特別大きな事件が起こるわけではなく、淡々と日常を描いています。


でもこのささやかな日常こそ、特別な日々だってこと。


このおじいさんを起用した監督すごいなって調べたら、内モンゴル出身の監督さんで、生まれ故郷と正反対の胡同への憧れみたいなものをこの映画に込めたみたい。



やっぱりアジアいいな。


今年も色んな作品観たいし、先入観にとらわれたくない。


自分と違う人生なのに、共感できるって本当にすごいし、明日も私がんばろって思う力になる。



今年は映画館にもっと行くぞ!!