去年開催のスガシカオ The LAST生試聴会、初めて行くライブハウスに1人参戦。緊張しながらも近くておっかなびっくり!
発売前アルバムを、歌詞が出たりオバケエントツに至ってはかわいいアニメが出現したり。
探りながらも楽しく、聞き惚れて帰ったことを懐かしく思い出す日々。
そのアンコールツアーに幸運にも参戦できてしまった。(黄金の月風)
前回とほぼ同じ位置、前回よりは詰め込まれず、何より今回は心強い有り難い相方の存在。
スガさんのライブは、是非とも飲酒もして臨みたいというオヤジゴコロを理解してくれてありがとう。
大人になるって、いいなぁ。
そこには、よき仲間が不可欠だ。
いつもライブ前は、ついに会えるんだってわくわくと緊張で心拍数上がる。
だけど程よいお酒のおかげか、わりと平静に待ててるなぁと思ってた矢先、四分前の『もうすぐ』の声にふいに心臓はねる。
そのふいにさらに早鐘を打って、ドキドキしちゃう。
バンドメンバーが順に登場。
ついにその時はやって来た。
近い、かっこいい、若い、細い、筋肉!
去年もだけど、やっぱりこんな至近距離で捉えても50歳なんて信じられない。
こんな50歳はこの人しか知らない。脳内のひとりごとは加速。
拳突き上げてワーッてなりたい気持ちと、何もアクションしない方が視界が開けてバッチリ見えるからこのままで、、同居して錯綜する思いがヒットチャートと駆けぬける。
あー
言葉にするとなんて伝わら。。
アウトプットしないと収まらないほどにとめどのない思いや熱があるのに、表現するとどれも言い得てない気がする。
だけど記したい。
手を伸ばす。届け届けと。そして、届いてることも伝えたい。
あなたの声に、詞に救われたんです。
そして、ファンクってものを知ったのです。
あの頃の未来、とか、ナメクジ色の心、とか、青春のホルマリン漬け。
言葉の選び方に痺れてきました。
アイタイ は、ずーっと 会いたい に変換してたけど、最近は あぁ痛い としか変換できないこと。
あの独特のイントロの強烈な毒性。
そう、スガシカオは毒があって強い。触ってしまっていいものか躊躇するうちつい触れて、あれ?そこまでじゃない?と拍子抜けしてると、ユビ先からつま先からひたひたと侵入してきたその毒は、なかなかの中毒性アリ。
世界の危険生物ばかり載った図鑑の、紙なのに触りたくないページのやたら色とか模様が激しい爬虫類みたい。
だけど怖いものみたさでめくる、とまらない。
ライブ中に、鋭くなる瞬間の眼光が、まさに。怖いんだけど目が離せない独特の色気。
思春期に聞くとはっ!てなりそうな、射精とか性器とか、歌詞に書くあたりのエッジの効き方は、日本人でこの人だけでしょ。
エロくてグロくて、でもそれも生きてるってこと。
(なんだか河内遥の漫画みたいだ)
きれいごとなんて歌いたくない。
きれいごとなんか、聞きたくない。
真実がいつも必ずしもきれいで正しいわけじゃない。
そこを教えてくれるし、教えてるぜ感がない。だから信頼できる。
歌詞からメロディーから、経験値が匂い立つ。
その血とか、肉みたいなリアリティーが、良い意味で全く装飾されていない、(けども人前に出すから飾りはあるのだけど)。
最近の日本の無理やりハロウィン楽しんでます感とか、やたら群れたりつながったりを気にしすぎて上澄みだけ掬ってる風潮とかに一石投じてる私の個人的活動は、大いに背中を押されています。
ようやっとここまで吐き出せたけど、今日ずっと廃人だった。やられすぎて。
でもこのあともずっと、鳴りやまない音や光に侵され続ける。
いやじゃない。テレビを見てても本を読んでても、ふっと思い出す。
ぜんっぜん、いやじゃない。
もっともっと、イジメテホシイノ。