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横向き。教科書で読んでからだいすき!
レオ・レオニ/スイミー




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酒井駒子さんの絵。続きます。





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愛らしい子どもの絵。でもなぜか、駒子さんの描く絵はどこかしら「死」を感じさせる。

背景が黒だから?

でも「ビロードのうさぎ」では、うさぎと毎晩ふとんのあなぐらでお話する少年の、秘密を持った感のうれしさが伝わる。

背景黒だけど。

表情なのか、タッチなのか。

子どもの絵から死を感じる私はどうかしてるかな。

怖いとか悲しいんではなく、、今生きていることや命の尊さと対で読み取る感じ。

静謐な雰囲気が心を落ち着かせる。

明るいタッチや筆使いの絵だけでは、私たちの生きる世界や考えは表せない。

そんなことを静かに差し出されて安心する。


レオ・レオニの作品に共通するのは、それぞれの違いのすばらしさを潜ませて教えてくれていること。

スイミーは一匹だけ黒色でひとりぼっちだったけど、赤い魚たちと協力して大きな魚に見せかけ、自分が目になる。

作戦は大成功でいじわるな魚は逃げていく。

違ってるからだめ、ではなくて、それぞれに果たすべき役割が違うということ。

そして一人だけでは成し得ないことも、認め合い協力すれば成し得ること。

カメレオンも、色々に変色できるけど、それゆえ自分の色がないと嘆く。

ある日仲間に出会い、水玉模様にもなれると気づいてにんまり笑う。

可能性が広がると、自信になるんだよね。



他にもどいかやさん、こみねゆらさんなど展示中。

絵本は今から集めておいて将来子どもに手渡しできたらいいな。