お疲れ様です。


今日は20時に帰ってきた。


こんな早いことも久し振りだから、たまにはテレビでも見るかと思ったけど、やっぱりリモコンを手にすることはなくて、室内にはピアノの音が流れている。


以前から、「視覚と聴覚と、ふたつの感覚器を奪われるからテレビが苦手。」と考えていた。


でも、そうではないようだ。


今日考えたのは『テレビは扇動的だから苦手。』ということ。

・・・うん、たぶんこれが正解。


私だって、テレビ全般が嫌いな訳ではない。

でなければ、一人暮らしの身分でわざわざアクオス買わない。


たとえば旅行番組。
それもBSでやっている、世界の船旅とか、トラべリックスとか、夢の車窓、とか、ナレーションが極力少なくて自分が旅している気分になれるもの。
(ごめ、番組名曖昧・笑)

あとは、美術や音楽系の番組。
かなりコメディだけど、NHKの「名曲探偵アマデウス」は、DVD出たら買ってしまいそうなくらい好き。

あと、フィギアスケートと駅伝。
オリンピック・世界陸上。


これらの特徴は、「主体性」ではないだろうか。

旅は、自分が旅する気分になりたいから。
芸術は、自分がその世界を学びたいから。
スポーツは、自分もその世界を味わいたいから。

だから私の時間に「とりあえずテレビをつける」という言葉はない。

もちろん、皆無ではないけど。


結局私にとって、一番大切なのは『自分自身』。
そういうことなのではないだろうか。

外からの刺激を何となく受けて気分が高揚したり、寂しさを紛らわしたり、そういうことは好きではない。

若葉の葉脈を丹念に剥がしていくように、自分の気持ちをひも解いていく。

そういう過程が、好きなんだと思う。



そういう夜は、ピアノがいい。

ピアノは、みずいろ。

そういうイメージ。


みずいろ、みずいろ。

みずいろ、いろ。

いろ。


おんぷがなでる。

あたまのうらがわを。

やさしいひとさしゆびで、わたしのあたまを。

だからわたしは、きょうもねむれる。

独りでも、しずかにねむれる。


あなたのゆび。
以前から聞いてみたかったコンサート。
やっと機会に恵まれました。

開始時間は、12月31日、14時。
終わるのは、2010年の1月1日、0時45分。

このコンサートを乗り切るだけの体力と集中力が私にあるのか自信がなかったのですが、始まるとなんのその。
ベートーヴェンの世界にどっぷりと浸かり、幸せな時間を過ごし、最後の「歓喜の歌」では号泣でした。

怖るべし、ベートーヴェン。

よく第九だけの演奏会がありますが 、それじゃダメなんです。

1番から順番に、まるでベートーヴェンの人生を辿るように聞いていく。

いや、「聞く」じゃ温いな。
「体験していく」かなあ。

曲を重ねるごとに、場内に不思議な一体感が生まれます。
まるで私たちは、ベートーヴェンの魂を降臨させるための儀式に臨む同士のように。

指揮者って、すごい動きをするじゃないですか。
(ちなみに今回の指揮者は、これで三回目となるコバケン)

あれってもしかしたら一種の巫女さんなのかなあ、なんて感じました。
一種のトランスですよね。
作曲家になりきっている。
いや、個々の音楽に魂があるとしたら、それになりきっているのかもしれない。

以前は、「指揮者なんていらないのでは?」と思ったこともありましたが、やっぱり指揮者は重要なんだと感じました。


途中でMC的に三枝さんが登場することがありました。
その時に「なるほど!」と思ったのが、下記の一言。

「モーツアルトまでは"楽しむための音楽"だった。それをベートーヴェンは"哲学としての音楽"にした。」

ああ、確かにそうだ。
それはシロウトの私でも何となく分かっていた。

何のために書いているかという問に対して、ベートーヴェンはこう答えたそうです。

「100年後のために書いている。」と。

このスタイルは、その後作曲家たちの主流となって行くそうです。

ベートーヴェンは、やっぱり凄いんですね。

最後に、「歓喜の歌」を聞いている最中に書いたメモを載せます。


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ひとつのものへ、還る力。

場内をひとつにする力。


楽器が空気を揺らして音楽を創る。

それが私たちを包む空気となって、私たちを侵食してくる。

ワタシとオンガクがひとつになる。

その喜び。


音楽の素晴らしいところは、他の芸術と違って”エア”すら味方につけることが出来るということではないか。

ほかの芸術は、例えば視覚や触覚など、五感のひとつの部分にしか訴えかけないものが多い。

しかし音楽は違う。

音楽は、聴覚から私たちの脳に侵入するほかにも、振動となって私たちの触覚に訴えかけ、空気と混ざって私たちの身体を包む。

今のこの涙は、そうやって生まれてくるのではないか。


この歓喜が、永遠に続けばいい。

たとえ音楽は終ろうとも、永久に、私の中に流れ続ければいい。


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勝間さんの「目立つ力」の影響で、秋からブログ開設を考えていた。

会社ではブログ持っているけど、あそこに音楽やアートの話を書くわけにもいかないからねえ。。。


で、「ブログを作ろう!」と思った時は「ビジネスの人脈を広げられるようなブログに!」と思ったけど、よくよく考えたらそういうことはあっちのブログに任せとけばいいか。。。


で、やっぱ私にはこのへんのネタ整理が自分のためにもいいかなあ、、、と。


早速だけど、今日はこれからベートーヴェンの全交響曲コンサートに行って来る。


素晴らしい!!!


一年の締めくくり!!!


が、初挑戦でいきなり11時間。。。


逆にベートーヴェンが嫌いにならないか心配です。。。



とりあえず、パーティに行く気分でドレスアップして行って参ります。


長身の、黒いドレスの女がいたら、それが私かもしれませんよ?



ではでは、良いお年を。。。



Eimy_O