ふとしたときに思い出す。
高1の夏、
近くの大学のOC行くのに
電車じゃ行きにくいから
車出してって言って、
迎えが遅い!!
そう言って
送り迎えしてくれてるのに
怒ったこと。
家族と祖母と一緒に行く
お正月の外食。
高1の冬、
わたしの誕生日が近かったあの夜
飲み会やって大阪からタクシーで
帰ってきた。
もちろんタクシー代は
ばかみたいに高くて
母と姉と一緒に激怒して、
でも父は嬉しそうに酔っ払ってて
言った言葉。
「これが最後やからいいねん。」
そう言ったあの夜、
救急車で運ばれた。
それから入院して、退院して
元気になったかと思ってた。
舌が回らなくて
一緒に発声練習もしたりした、
必死にペットボトルでできる
口の体操してた。
ずっと楽しみにしてた
AAAのライブの日。
京都まで行ったのに
チケット忘れちゃって
一回家に取りに帰った日。
ダッシュ走ってたら
わたしの携帯に父から
着信があった。
嫌な予感がしてた。
電話の声は父じゃなくて
知らない男の人だった。
あなたのお父さんが
病院に運ばれた。
母と結婚してから
倒れたのは5回目。
4回目はもう終わり
って言われてた。
パニックで急いで
母に連絡したあの日。
それから入院。
また入院。
移動もして
やっと退院できた去年の8月。
もう、歩けることはない。
ちゃっと喋ることも
いつもみたいに食べることもできない。
日に日に痩せこけていく
父の姿を見て、
いつも目に涙をためている
父の姿を見て、
辛かった。
そんな姿見たくなかった。
わたしの高校生活
3年間の集大成の公演を見て
前置きの校長先生の話から
すでに嗚咽がひどいくらい
号泣していた父。
エンディングも号泣だった父。
でも途中は寝てたり(笑)
ふとしたときに思い出す。
たくさんわがまま言って、
いつも習い事や遊びにいくのに
送り迎えしてくれてた。
掃除洗濯洗い物は
いつも父がしていた。
アイス買ってくれたり
いつも父が食べてるのを
一口ちょうだいって言って
たくさん食べて怒られたり。
全部今じゃできないこと。
いつまで
この生活が続くか
わからない。
でも父が望むのは
わたしがきちんと大学も出て
結婚して子供産んで…
って育っていくこと。