東京都北区の保育園の隠れ待機児童はどのくらいいるのか、令和2年度4月入園の2次申込の状況から分析してみました。
保活情報の参考にしてください。
まず隠れ待機児童というのは正確な定義がないのでこのブログでは
隠れ待機児童=1次で落ちて望んだ保育園に入れなかった児童
(≒1次申込で落ちて2次申込した児童)
としております。なお、在園児が転園希望する場合も含まれるので
実際に自治体の定義する待機児童より、かなり多めに出てることにご留意ください。
なお比較に利用した昨年度のブログはこちらになります。
https://ameblo.jp/bluewinact/entry-12464789577.html
今回主に参考にした公式情報はこちらです。
(令和2年2月17日現在の保育園申込状況として、当時、東京都北区のホームページに公開されていた情報)
ここで気になるのは
○保育園1次申込でどのエリアで何人落ちた人がいるのか。
という点です。
そこで、各保育園の第1希望の数を分析することで把握してみたいと思います。
注意点としては
・空き状況は1次申込が終わった時点
・入園希望者数は1次申込に落ちた人だけでなく、保育園に在園している転園希望者も含まれる。
・ただし、入園希望者のうち1次申込に受かった人は、2次申込を行うと、入園決定園からは退園扱いになりリスクが高い。そのため、2次申込人数は1次に落ちて、違う保育園に入りたい人とほぼ一致。
(役所に聞いて私が理解した情報です。もし間違ってたらすいません・・・。)
正確な隠れ待機児童の人数は分かりませんが、
多少参考になればと思い分析結果を書いておくものです。
①隠待機児童数
→保育園の2次申込の人数
→1次で希望園に入園or転園できなかった人数
平成31年4月 → 令和2年4月
0歳児 113名 → 130名
1歳児 310名 → 332名
2歳児 184名 → 207名
3歳児 175名 → 130名
4歳児 46名 → 56名
5歳児 13名 → 13名
計 841名 → 868名
平成31年4月より令和2年4月は0~2歳児で悪化・・・。
何より1次申込で保育園に入れなかった人が868名も!
北区の待機児童119名のイメージとはだいぶ違う・・・。
なぜ、こうなるかというと、入れなかった場合、育休延長する方、転園希望の方は待機児童に含めないからなどによるものです。
保留児童とも言われますが、このあたりが待機児童ゼロでも入れない自治体があるカラクリとなります。
なお、東京都北区は平成30年4月→平成31年4月の待機児童数の増加数では
なんと23区でワースト1位の77名増でした。
それよりも悪化しているということは深刻さが伺えます。
(参考サイト)
https://hokatsu.megurokko.com/2019taikizidou/
なお、868名には、近くの保育園や、より充実した保育園に転園したいという子供も含まれているので、実際の待機児童よりかなり多めに出てますが、希望園に入れなかった人=隠れ待機児童を見る指標としては参考数字になるかと思います。
②0歳、1歳児に空きがある保育園が多い地域
→保活している人が引っ越すのにオススメの地域
0、1歳児に空きがあった保育園のうち5歳児までの保育園は以下のとおりです。
平成31年4月 → 令和2年4月で比較。
・0歳児 空き94名 → 空き78名
主に今年入りやすいと思われた地域
〇赤羽西側地域 空き52名 → 46名
(赤羽駅西側ー北赤羽駅付近)
赤羽台 1名
赤羽北 5名
桐ヶ丘南 5名
袋 8名
日の基 7名
テーオーシー 4名
赤羽北のぞみ 1名
LIFESCHOOL桐ヶ丘こどものもり 13名
あおば保育園西が丘 2名
〇豊島地域 空き25名 → 空き10名
(王子神谷駅東側付近)
豊島東 4名
豊島北 4名
ふくし 3名
キッズガーデン北区豊島 3名
〇滝野川地域 空き0名 → 空き8名
(西巣鴨駅-板橋駅付近)
宮元 6名
滝野川西 2名
・1歳児 空き20名 → 空き49名
主に今年入りやすいと思われた地域
〇赤羽西側地域 空き12名 → 空き22名
(赤羽駅西側ー北赤羽駅付近)
袋 5名
LIFESCHOOL桐ヶ丘こどものもり 17名
〇豊島地域 空き7名 → 空き10名
(王子神谷駅東側付近)
豊島東 5名
豊島北 5名
〇十条地域 空き0名 → 空き11名
(十条駅付近)
上十条 9名
聖母の騎士 1名
グローバルキッズコトニア赤羽園 1名
0歳児はまだ空きのある保育園が比較的多いものの悪化
1歳児はかなり空きが少なかったが少し改善。でも少な目。
0歳から保活するのが有利となってますが、早生まれの子は出来ないのが痛いところ。
早生まれの場合、赤羽西側地域か豊島地域か十条地域でないと厳しそうです。
入りやすい保育園は、バスか自転車が必要となる地域が多いのが難点。
東京都北区で保育園送迎用バスの実施とか電動自転車の補助とか始まらないかな・・・。
まとめると
他の地域から保育園にいれるために
東京都北区に引っ越すなら
・1番目にオススメは赤羽西側地域
・2番目にオススメは豊島地域
となりそうです。
③競争率が高い保育園
→0歳~5歳の入園希望人数が多い保育園
1位 田端聖華保育園 75人 → 57人
2位 東十条保育園 55人 → 51人
3位 ぽけっとらんど赤羽 29人 → 47人
4位 MIWAたばた保育園 未完成 → 33人
5位 西ヶ原東 28人 → 31人
特に今年は田端地域がやばかったです。
例年トップの田端精聖華保育園に加え、新設のMIWAたばた保育園がまさかの4位ランクイン。
2つの園あわせて90人の児童が入りたくても入れませんでした。
少し前に書いたブログで今年は田端が厳しいと分析予想してたのが当たりました。
https://ameblo.jp/bluewinact/entry-12541327305.html
なお、田端聖華保育園と東十条保育園は、行事や教育が充実していて、幼稚園のような保育園というイメージですが、保護者は高い教育を求めているのかなぁと思います。
あとは子供の多い区域や他に保育園がない区域といったところですかね。
東十条-王子神谷駅付近も大型マンション建設の影響で引き続き入りづらかったようです。
なお、全体的にみると
保育園の保活が非常に厳しかった地域は
・田端駅地域
・赤羽駅東側地域
・東十条駅東側-王子神谷駅地域
となります。
特に
・駅近
・新しい
・大きい
・教育が充実
となっている保育園がより人気のある傾向です。
以上、実際に何人入れなかったかは分かりませんが、参考になるかと思い分析情報を載せてみました。
その他に、「こんなこと分析して欲しい」などのリクエストありましたら、アメブロでメッセージかツイッターにDM下さい。
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子供乗せ電動アシスト自転車(私も利用)↓