2010年も終わりを迎えます。
この一年、日本は自信を無くした一年といえるのではないでしょうか?
政治の混迷、沖縄基地問題や尖閣問題の迷走。中国にはGNPで追い抜かれる。デフレは止まらない。失われた20年・・・
一時は日本がリードしていると思われた携帯電話、モバイルも世界の波に遅れ「ガラケー」と化しています。
私が思い返すのは、ワープロソフトの「Word」vs「一太郎」。
明らかに機能が勝っていた(と私は信じています)「一太郎」が世界市場ではなく、この日本で壊滅的に負けたのはなぜか・・
もちろんジャストシステムの戦略的ミス(Office戦略等)もありましたが、なにより「グローバルスタンダード」という「幻想」に敗れたのではないでしょうか?
「グローバルスタンダード」というものが、日本語で何より大事な「かな変換」より優先度が高く、「グローバルスタンダード」のために、いまだに満足に漢字変換すらできないワープロソフトを使っている。これが現実です。(昔よりはましになりましたが・・・)
勘違いしないでほしいですが、私はWindowsを使用しているし、検索はほとんどGoogleでiPhoneも愛用しています。
日本人は日本製を使うべきだ、とはこれっぽっちも思っていません。
ただ、何をどう使うか、これは個人や、そのひとの考え、思想、文化に基づくものだと思っているだけです。
たとえばコンビニが日本で進化したのは、米国にはなかった「お弁当」「お惣菜」を置いたからです。
セブンイレブンやローソンは米国のプラットフォームでしたが、今や日本の資本が米国を買収しているのはご存知ですね。
車や家電、そのほか日本が世界をリードしたものは、すべて日本独自仕様(いわばガラパゴス)が世界に認められたものばかりです。
最近のアニメ、ゲーム、アキバ文化もそう。
「ローカル」のない「グローバル」はありえません。
翻って、日本でも180万人を超え、ブームの兆しを見せているfacebook。
お気づきの方も多いですが、日本は米国とはかなり違った発展をしています。
米国では、「顔見知り」「リア友」がフレンドですが、日本はもっと緩く、あったこともない方も「申請」し合ってフレンドにしている方も多い。(私もそうです)
これは日本で活発に動いている人は、TwitterからFacebookに入った人が多く、Twitterの「フォロー」感覚でフレンドになっているからだといわれています。
「これはfacebook本来の使い方とは違う」のは事実です。
実際私の友人は、facebook本部で、「あなたのフレンドは多すぎる」と苦情(?)を言われたそうです。
「でも、その何がいけないのですか?」たしかに、実名、少なくともその人が誰であるか、を担保する等のルール、そしてマナーは必要でしょう。
しかしそのプラットフォームをどう使うか、何をするのか、どのように運用するのかは、先ほども言ったように、個人や、そのひとの考え、思想、文化に基づきます。
facebookが日本でブレークするかどうか、これは米国の頸木を離れ、独自に進化することができるか、これにかかっていると思います。
私自身facebookを使ってみて、これはとても便利なツールだと思っています。
ひとりでも多くの人にこの便利なプラットフォームを使ってほしい。
ただ、それはこの5億人とつながることのできるツールを、私たち自身が、私たち自身の手で、そのプラットフォームを活用できれば、という前提があってのことです。
そろそろいい加減「グローバルスタンダード」の幻想から覚めてもいい頃でしょう。
「個」を大事にしない「グローバル」というものはありません。
(それは単なる「全体主義」です)
「日本文化」に根ざさない「世界標準」はないのです。
だからと言って、facebookは使わない、日本発のプラットフォームだけを使うべき、とは(先ほども述べたように)私は考えません。
世界を観ない日本にも未来はないからです。
明治維新、そして太平洋戦争。
世界に背を向けようとした日本は滅亡寸前まで追い込まれます。
それを救ったのは、世界に向けて「日本人」であろうとした、坂本龍馬、白洲次郎といった(今でこそ知らぬものはいませんが)、当時は名もなき一介の個人の活躍でした。
1月14日、facebookユーザー有志による
「facebookサミット」が日本各地で行われます。
この場を是非、「日本発の日本人による発信」の場であることを期待しています。
世界から見ればまだまだ小さいコミュニティにすぎませんが、日本だからこそ、のfacebookの使い方、活用方法を考え、討議し、発信していく。
この米国発のプラットフォームを、日本人が日本文化に根差した方法で活用し、発展させていく。
そんなきっかけになれば、facebookを活用して「個」の夢や希望を実現できるだけでなく、
「日本が自信を取り戻し元気になる」ひとつの要素にすらなる。
そんな予感がしています。
今年一年御世話になりました。
どうぞよいお年を。
2011年は日本が、あなたが、そして私が、飛躍の一年になる。そう信じて。