氷が無いのに気付いたけど、常温のウィスキーの水割りを飲むことにした。クイクイとグラスを傾け喉に流し込む。この暑さのせいかあまり酔いは回ってこない。何か寂しいな、と思い冷蔵庫で冷やしてあるチョコレートをゴソゴソと取り出し、口に入れる。

もう七月か。いやに早いな、時が経つのが。最近、睡眠不足が続いているので、一日は長く感じる。が、あっという間に夏本番だ。海開きが行われたとニュース番組で宣伝されていた。あの時の海へと足を伸ばそうか?そんな事を考えながら、海の家で酒を一杯やる事ばかりが頭をよぎる。

さあ、恋をしよう!愛を語ろう!

そんなキザな言葉を君の前で叫びたい。あゝ、夏の暑さは人の心を狂わせる。否応なく皆の魂を揺さぶる太陽の季節。

ずっと心に仕舞い込んだ、君との思い出を解放したい。何処かで繋がるこの金色の光。君の元へ、僕の所へ。遠くまで遠くまで続く未来を紡ごう。