RRR | モンタギュー家の執務室

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ロミジュリから礼真琴をひたすら崇めている星担。地方民なので配信多め。
宝塚とエンタメ全般について綴ります。

2024年星組公演が発表されたことで、矢も盾もたまらず鑑賞してきました。


RRRは話題作ですが、このラージャマウリ監督作品の『バーフバリ』があまりハマらなかったのと、上映時間三時間の長さに腰が引けて、なかなか触手が伸びなかった私ですが、この映画はとても観やすかった。

開始5分で引き込まれ、体感二時間弱かな。普通の映画より短く感じたくらい。


舞台は1920年代、イギリス植民地時代のインド。

コムラム・ビームとラーマ・ラージュという実在する独立運動の英雄がいて、この二人は出会うことはなかった…けれど、二人が出会っていた世界線を描いたフィクション映画、という事だけ頭に入れ鑑賞。

単純明快!勧善懲悪!難しいこと一切抜き、シンプルで最高だった。


28日に吹替版により全国で拡大上映らしく(演目発表遅れた理由これ?メディアミック展開)これから見る人も多いと思うので、出来るだけネタバレなしで舞台化についての簡単な雑感。


ストーリーは完全に少年ジャンプで、「ありえない、そうはならんやろ」が永遠に続く感じ。

派手なアクションシーンやビームとラーマが肩車やバイク相乗りでイチャコラしながら仲良くなってく場面も本当に台詞が少なくほぼ映像で説明されてて、この数秒ワンカットでどれだけ手間暇掛けたの⁈ていうくらい贅沢映像満載で終始圧倒されまくりだった。なんでも製作費95億円とか。

映画見たーー!て気分になります。


ビームもラーマも超絶強いんだけど、ビームはピュアで心優しく、ラーマは少々影があって秘密を抱えてる。見た目もビームは愛嬌のある顔立ち、ラーマは美形でシュッとしてるタイプで、無理なくことありに変換できた。

ビームのロマンスのお相手で、悪役スコット総督の姪のジェニーがなこちゃんで、ラーマのフィアンセのシータはうたちかな。


役が少ないのが難点ですが、ダンサー総動員の舞台になりそう。無駄にエキストラ多いんだよね。CGで水増ししてるかもしれないけど、この半分でも迫力足りてるのに全てが過剰でそういう所も宝塚チックだった。


ビームとラーマの友情がメインなので、そこは色濃く描いてほしい。

アクションは人外レベル、再現不可能なので、壮麗な舞闘とのこと、このセンスが評価左右するんだろうなー。こわっ。


ちょっとネタバレしちゃうんだけど、拷問されるとこのビームのとあるリアクションが、あぁ礼真琴の説得力!て思いました。このシーンはぜったいやりそう。

ダンスバトルも盛り上げどころなので、きっとあると思います。


ビーム視点だから、ラーマのエピソード削るだろうし台詞も少なく分かりやすい話なので、なんとかまとめられるかな。

でもジェニー部分増やして、ラーマ削ったら面白さ半減どころじゃないし、その辺どうなるんだろう。

期待と不安が入り混じる。


そして、指田先生のレビューも110周年を盛大に祝うとかで豪華そうだしこれは素直に楽しみ。

それにしてもVIORETとTOPIAを組み合わせた造語で『VIORETPIA』とか、√Bheemとか、よく考えるよね。

ちょっと会議覗いてみたい。