バレンシアの熱い花/PASSION DA'MOUR AGAIN!配信 | モンタギュー家の執務室

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ロミジュリから礼真琴をひたすら崇めている星担。地方民なので配信多め。
宝塚とエンタメ全般について綴ります。

前日の『Stella Voice』配信をどうしても見たかったのですが、時間が取れず今日の全ツは何がなんでも見てやる!の気迫を込め無事、視聴することができました。

もう自分専用のモバイル買おうかなって思い始めてる、いつでもどこでも見れるし。


この柴田作品×岡田ショー、完全に古き良き宝塚の世界で、赤と黒が歌うま選抜ならこちらは凪七瑠海始め正統派ビジュアル選抜だけにクラシカルな雰囲気が凄く似合っているから(特に舞空瞳と瀬央ゆりあ)なんか、ごめんね、ジャガビーとかやらせてって思った。なんなら前任の紅さんも異色トップだったし…。

曲もスローテンポだからか、みんなもちろん努力の賜物でしょうが、全体的に普段比でしっかり歌えてて、こういう方が合ってるのかなぁ、日頃ニンでないことやらせすぎ?と少し複雑。


内容で気になったのは、フェルナンドとイザベラが唐突に愛し合ってるからもう一つ二つ二人のエピソードが欲しいし、本筋で親の仇からのスペイン独立戦争という大義があるにせよ、二股してる割にちっとも苦悩してないのがなんとも時代錯誤の女性蔑視で。

彼の私怨ではなく、イザベラの為に戦う展開にすれば、少しはマトモに見えるのに。


しかし、だからこそ輝くラモンで、この瀬央さんが全くもって正しい使い方をされていて歌も芝居も最高だった。後半、ラモンまでマクスオブゾロの衣装を何処で用意した?て思ったけど。スペインのお店では気軽に買えるのか?カッコいいけどな!

あと妹(合ってる?)撃たれたのに元気になるの早くない?


今日の配信しか見てないので気のせいかも知れませんが、序盤はみんな少し硬くなってた?いつもに増してオーバーアクトな感じが、イザベラ舞空瞳とラモン瀬央ゆりあの登場で舞台が温まった印象。

そしてなこちゃんの華やかなことよ。堂々たる真ん中感を発揮してとても格好良かった。

序列知らなくても、彼女が主人公の意中の女性になるんだろうなって分かった気がする。


個人的に、侯爵夫人の紫りらが芝居MVP、都優奈が歌MVP、フェルナンドのフィアンセであるマルガリータに抜擢されていた乙華菜乃、シルヴィアの水乃ゆり(いや、死んだのが謎。この芝居は簡単に人が死にすぎ)も大健闘していたと思うけれど、ロドリーゴの極美とドンファンの天飛はうーーん、もっと出来たんじゃないかなぁ、歌は良かったけどイマイチ演技に魅力を感じず。


ショーの方は、あまりにもクラシカルで私はお客さんでは無かったなぁ。

極美はショーの方が好みでした。あの全身紫の衣装とウィッグがびっくりするくらい様になってて歌も本当に良かった。

そして、天飛の女装はファンの人から見て嬉しいのかどうか分からないけれど、遠目ですぐ分かるくらい体格いいのに、毎回カメラ寄る度にこちらの予想より顔が可愛い!てなるのがなんか好き。


今回の三分割、収穫もあったと思うし、トップコンビが離れるのは思ったより悪いことでは無かったと思うけど、もう既になこちゃんのダンスのキレが懐かしいよ…。そう、コレコレ!てぶぁーっ!!と蘇るものがあってだな。

1789で星組が一堂に会するのが待ち遠しいです。