前回の続き〜。

アメリカ、カリフォルニア州から猫を輸入した時のお話。


狂犬病の抗体値検査結果が出たら、相手の方には抗体値の記載された書類が届いているので、それを貰います。

スクショでもPDFでも。

その書類に1回目と2回目の接種日、マイクロチップの装着日が記載されていると思うので確認。



抗体値検査も日本の指定機関になるので、血清をその機関に送ってもらいます。
今回はカンザス州のところでした。

今までの対応で大丈夫かどうか、この待機期間に確認しておいた方が安心なので、輸入届出書に記載して到着予定空港の動物検疫所に連絡しました。


この届出書は到着予定日の40日前までに提出すればいいのです!
でも、ワクチン接種の日程が1日違ってたー、などやり直しーとか言われても嫌なのと、輸入条件を満たさず日本に来てしまうと係留施設に留められてしまいますからねガーン
最悪はアメリカに送り返されたりしちゃうこともあるそうなショボーン
その為にも、殆どの人が検疫所に確認してもらうようにしています。

狂犬病予防ワクチンの種類とかも書いて、到着予定日が未定の場合は未定と記載すれば大丈夫。
提出後数日で検疫所から質問や確認の連絡があり、
問題なければ再度到着予定40日前までに正式な届出書を出します。

今年もコロナの影響で海外からの入国規制されていた為、規制緩和待ちになっていました。
8月には娘が里帰り出産をしていたし、もちろん猫たちのお世話もあるし、(今、全頭誰が誰だか把握出来てるのは私だけ)、母もヨボヨボだし、まぁアメリカでのコロナ感染も怖かったし...
今回は私がアメリカに行くことは出来ないので、猫たちをどう連れてくるのか話し合いました。

飛行機内に搭乗させるには、1人1匹となるので2匹連れてくるには2人必要。
今回ブリーダさんの旦那様とお嬢様が連れてきてくれる事になりました。
ただ、来れるのが12月とのこと。チケットも取ってくれたのですが、まぁー何十年ぶりの円安。
アメリカで取るから安いのでは?と思いますよね。
10月頃はアメリカも景気が良くなく、ブリーダーさんも飛行機代がとても高くなってしまっている、申し訳ないと言ってくれるほどでしたポーン

日本の到着日が決まったので検疫所に正式な届出書を出しました。
返答には日本到着時の説明とマップ、届出受理書の添付と必要な書類が記載されていました。
1.輸入検査申請書
2.狂犬病抗体値検査証明書(原本)
3.全ての処置を確認できる証明書の原本(輸出国政府機関発行のもの)
証明事項の不足防止のため、Form ACを推奨

届出受理書は、輸出国での手続きや航空会社等の搭乗手続きの際に提示を求められることがありる、と記載されていました。
輸入検査申請書は日本に到着後検疫を受けるのに必要な書類となります。これは輸入届出書とほぼ同じ内容を記入します。


今回はアメリカから猫を連れてきてくださるので、相手の方にこれら2種類の書類を送り
狂犬病抗体値検査結果の原本も持ってきてくださるよう伝えました。

そして、上記3のForm ACがまたまた重要な書類となります。
出国前10日以内に獣医師による検診と輸出国政府機関の獣医官のサイン、及び公印、日付をもらわなければならないのです。期限のあるものは怖いですよね。
それに、この用紙に記入するにあたり色々な条件があるのを相手に伝えなければならなかったのです。
この条件を翻訳アプリに入れて正確に伝わるかが心配でしたびっくり
フリクションペン、鉛筆はダメ。
インク消し、ホワイトの使用、二重線に書込みダメなどブー

10日前に検診に行き政府機関の公印も貰ってくださったのですが、な、な、なんと日付けがなかった‼️

猫2匹なので、ブリーダさんは2人。
私を入れ3人で日付けがないけどどう思う?となったのです。
絶対に日付けは必要か?でも検診後に公印を貰ってるのが分かるから無くても大丈夫じゃない?かと。

下の真ん中辺に2022/12/08の日付けが見えますが、これは検診に行った日。この検診が終わってからでないとその下の政府機関のサインと公印はもらえないということ。

なぜ、悩んだかというと、簡単に政府機関にアクセス出来ないこと。再度取得するには時間がかかり出国が間に合わないかもしれないこと。

もう、ここにきて青ざめましたよーガーン

直ぐに成田の検疫所にこの用紙をメール添付して連絡し、急ぎなので電話もしました。
まぁね、思っていた通り 日付けをいれて再取得  してくださいと言われましたよんガーン
しかもそのメールに
郵送での裏書取得には時間を要しますが、以下の方法で裏書取得ができれば、
ご出発に間に合う可能性がありますので
って書いてありました。
12月から始まった電子で裏書申請出来る方法があると。

間に合う可能性がありますってほんとに他人事よね。

民間獣医師からUSDAに裏書き依頼をする際、VEHCSシステムで申請して裏書きをご取得いただき、
オンラインシステム上で、当所が発行を確認できた証明書について、到着時の原本持参は不要となります。

この、当所が発行を確認できた証明書については、って文言も怖いでしょ〜真顔

もう、もう、もうー😠
健康診断に行ったのが12/8
政府機関の裏書きが貰えたのが12/9
ブリーダさんの手元に届いたのが12/10
日付がない旨を検疫に連絡したのが12/11(時差があるからアメリカだと12/10)
日本到着予定日12/18(アメリカ出国は12/17)

この焦る気持ち分かります???

再度郵送て送って直ぐに公印を押してもらって返送して間に合うのか、新しいオンラインシステムでやった方が間に合うのか。
訳して伝えてみたら、怒られましたよ赤ちゃん泣き

まず、日本の検疫に対応した処置なり対応をしてくれる獣医や政府機関の獣医官を探すのが大変なんだ!
新しいオンラインシステムなんてやってるとこを探すのに時間がかかる。今の獣医もやっと見つけたんだ!!と。
確かに。狂犬病予防ワクチンを打つのも2週間前に予約していたっけ。

とりあえず、電話で問い合わせてみると言ってくれました。
時差があるので待ち時間がもどかしかったです。

政府機関に説明したところ、謝罪してくれサイン、日付け、公印を押して速達で返送してくれました。
その連絡をもらったのが日本時間14日未明。
直ぐに検疫所にメールし確認してもらいました。


メール添付だと、ボコボコしている公印がほぼ見えません。検疫所からも、内容は大丈夫だが公印が確認できない。
ちゃんと押してあれば大丈夫、ということでした。

はぁ〜、ブリーダーさんが早めに動いてくれて感謝感謝です。

これで、出発当日まで束の間の穏やかな時間を過ごせました。

あとは、無事入国出来るかどうかです。
その話はまた次回に。











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