なぜなのか、、。

産まれる前から「赤ちゃん返り」というものの存在は認識していたのだけど、完全に楽観視していた。
「はいはい。上の子ファーストが基本姿勢ね。おけおけ。」といった感じで知らんぷり

赤ちゃん帰りは出産後、じわじわとでも確実に頭角を見せてきた。
①夜泣き大泣き
赤ちゃんのお世話がしやすいように寝室を分けたのが良くなかった。今までもお父さんと2人で寝ることがあったから、大丈夫だろうと踏んでいたが、違った。
あまりにも激しい夜泣きで、夫婦共に頭を抱えた無気力ガーン
この時期、夜が来るのが怖かった。
だけど、「赤ちゃんの泣き声で起こされちゃうかもしれないけど、お母さんと一緒に寝る?不安」と提案したら、そこからスッと夜泣きが無くなった。
後になって助産師さんに相談したら、やはりどんなに赤ちゃんが泣いても上の子も一緒に寝るパターンが安定するみたい。
かなり改善したとはいえ、まだ赤ちゃんに対抗する様に意図的に泣くことも多い。その時、2人を同時に対応するのが大変。これが2人育児ってやつか。

②ご飯を食べない。座らない。
食事の時間になれば遊ぶ手を止めて席について食べる。それが一切できなくなった。
声をかけてもずっと遊んでいる。片付けるよと警告すると激昂。だけど食べない真顔
助っ人で来てくれていたばあばの存在も大きく、良くも悪くもいつもと違う環境が刺激になっていた。

③オムツでおしっこ。うんち。
毎回ではないが、意図的にオムツにしてみたり、失敗が増えた。

④とにかく親の言うことをきかない。反抗する。
おもちゃのお片付けができなくて、私が一度きつめに注意したところ、大爆発!
吐くほど泣き叫び、とりつく島もない。
甘えたい対象の私に叱られたということが大きく悪い方へ働いたようだった。
今の彼に叱ることの無意味さを痛感し、これを機に叱ることを極力辞めた。

⑤親を叩く
気に入らないとすぐ暴力的になった。
今までそんなことは一切なかったのに、わたしの髪を強く引っ張ったり叩くので、普通に傷ついて泣いた。
ただ、赤ちゃんは可愛いようでどんなにキレても攻撃の対象にはならなかった。赤ちゃんに意地悪しちゃうというエピソードもよくあるが、それに関しては皆無だった。



もうすぐ弟くんは生後3ヶ月。
親の私たちも兄の葛藤する不安定な気持ちとぶつかりながら、どうしたら効果的なのかがだんだんわかってきた。
そしてゆるやかーに症状が和らいでいる気がする。
ちょっとこちらに余裕がなくて対応を誤ると不安定になるけれど。

赤ちゃん訪問で来てくれた助産師さんが
「この時期にがっつり赤ちゃん返りが出てるのは成長のためにいいこと。今、じっと我慢してるタイプの子より、山を乗り越えたら素敵なお兄ちゃんになるはず。ママはたいへんだけど、少し待ってみて!」と話してくれた。この言葉を信じる!

対策として
お父さんに弟くんを預けて、お兄ちゃんとカフェに2人きりでお出かけもした。久しぶりに母を独り占めできたお兄ちゃんの笑顔に、こちらが泣きそうになった。たった2時間だったけど、いつもの穏やかな子に戻ったのが嬉しかった。


母はあなたのことが大好きなんだよ。それはずっと変わらないんだよ。と、繰り返し伝えるよ。