ここのホテルは裏山の山肌にひっかかっているような按配で
車寄せが裏山とホテルの建物の合間にある。
そして山がすぐそばに迫るため、ホテルの二階フロアから
車寄せの上を越えて裏山に渡ることができる。

これがなかなか便利。

裏山?には礼拝堂や屋外ジャグジーがあり、宿泊者なら好きに使える。

施設は西向きなので特に夕暮れ時がすばらしい。

$blue painted birdsのブログ-落陽

ジャグジー(11月なので足湯代わりに使っていたが)で温まりながら
夕陽の沈むのを眺める。
夕空は刻々と色を変えるし
相模湾が凪いでいればさらに美しい景色を見ることができる。

$blue painted birdsのブログ-茜色

海外からの旅行者や年配の方々が多く、落ち着いた客層なのが良い。
(たまに家族連れもいるが)

遠出はせずとも旅行者な感じ
日常を適度にリセット

そうやって過ごそう。

冬に、

隠れビーチ

に行ってみたいと思った。


ひとっけの無いビーチでふらふら、というのは魅力的なのだ。
わたしが記憶する隠れビーチ的なところが葉山のはずれにある。

今回はそこのホテルに運良く予約できた。
マイケル・ジャクソンごひいきで有名なあそこだ。

JRで厨子駅まで行くと、近場なのにもかかわらず旅行の匂いがする。
厨子駅のホームのムードが秀抜なのだ。

そこからバスに揺られ、海岸通りを行く。
旅行気分満々だ。
途中、葉山御用邸があったりする。

バス停で降りる、おんぼろ(失礼)な売店が出迎える。
わたしの記憶では崖の下が隠れビーチだ。

でもなぜか喫茶店のようなサーフショップのような店が浜に下りる道を塞いでいる。
別のルートで浜に下りる。

ひとっけは無い。
でも浜はなんだか綺麗に整備されている。
ボートとかがある。
藪に囲まれていたはずなのが、すっかり取り払われている。
少々観光地ぽくしようとしているようだ。
もはや隠れビーチではない。

浜辺からは遠く、江ノ島が見える。
あれをスケッチしてた日も遠い昔。
でもその景色は変わらず、なんとなくほっとする。

11月というのにほんのり暖かく、日差しも強い。
砂はやわらかく、二人分の足跡を浜辺に残す。
かすかに潮風がそよぎ、上空にはトンビが舞う。
波はおだやかで、潮騒は耳に心地よい。

潮が引いていると岬の突端の裏へ行けたのだが、落石危険とかで行けなくなってしまっている。
少し残念。

崖を登って駐車場に出、さらに山側へ行くと目指すホテルはある。
エントランスはほぼ山の中腹のような位置に有り、急な坂道をさらに登らないといけない。
登りきると、石造りのアーチと、サンタさんの人形が出迎えてくれた。
もうホテルはクリスマスの準備済みなのだ。

$blue painted birdsのブログ-ツリー

なんとなく、あの、Eaglesのジャケットで有名な、ビバリーヒルズホテルを思わせる。
置き忘れてきた大事な何かが静かにそこで待っているような、不思議な雰囲気のするエントランスとロビーである。


ここまで来ると、元競馬のトラックをはさんで向こう側は、あの有名な「ドルフィン」だ。

「山手のドルフィンは~

と歌われたドルフィン、やはり行かねばなるまい。
ただ、方向的には対面よりも、どっちかというと廃墟に向かって右寄りだ。
廃墟にそって右側に歩いていくと、米海軍とおぼしき建物の敷地があって、それ以上公園内は歩けない。

しかたなく公園を出て住宅地に迷い込む。
突き当たりも多いものの、左を意識して歩けば、US NAVY の建物の正面口の横あたりから公園沿いの道にたどり着くことができる。

このあたりはアメリカっぽい植樹がされており、根岸公園内とは様相が異なる。
右手側は、いかにも昔からアメリカぽく住んでます的な民家があったりする。
なんといっても 7th. Fleet と言えば米最大級の艦隊、昔で言えば第三(第五)艦隊みたいなものだからステータスが高く、このあたりの風俗に与えた影響は大きいのだろう。

道を渡って右手にブランチしていくと、坂の途中にドルフィンはある。

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昔とは佇まいが変わっているし、ウェイトレスさんが中南米の人かな?少し陽気な感じ。

バドワイザーと、鯛のカルパッチョ

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そして、

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マルゲリータ・ピザ。

個人的にここのピザが一番好き。

お客さんがほとんど居ない昼間、少しゆったりとして、べらべら喋らず、ビールとピザで肩の力を抜きながら空でも眺める。

そして、手でも繋ぎながら、少し酔った脚で坂をゆるりとくだり、はやめに家に帰るのだ。