ゆっくりお金がたまる確かな方法　その１４－２

こんばんは。まいまいっちです。

当スクール代表青柳仁子が、

『ゆっくりお金がたまる確かな方法』（無双舎刊）を出しています。

その内容を公開いたします。

ぜひみなさんの資産運用の参考にしていただけたらと思います。

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【第１４回】は、『ＦＸ』って何？その２

こういった視点で、通貨の価値が上がるか下がるか、金利差が高いか低いかをいろいろな

通貨で予測し、投資するのです。組み合わせは無数にあります。ドルと円、ユーロと円、

ドルとユーロなどなど、それぞれの価格と金利から選べるのです。

なぜ、初心者には向かないかといいますと、短期決済のため、瞬時にして売りや買いの決断を

下して実行しなければ、思いかけずに損を出してしまうからです。通常の投資では一日、二日単位で

マイナスがあっても長期間持ちつづければ利益が出せることがほとんどですが、ＦＸは一日で

マイナスが出ると、決済日までに追加資金を投入しないといけないケースもあります。

また、もし、低金利の通貨を保有していて、さらにその通貨価値が急激に下がったことに

気づかずにいると、ロスカットという強制的決済が実行されてしまいます。これは、損失を少なく

するための措置ですが、証拠金として預けていた金額以上に損失が出る場合もあるのです。

そうなると、そのマイナス分も追加で資金投入しなくてはいけなくなってしまいます。

実際に預け入れた証拠金の数百倍の取引をしている時などには、マイナスの金額も大きくなる

可能性があるので、要注意です。

おまけに、『買って売る』　『売って買う』という逆の取引ができるので、さらに複雑になります。

この反対取引ができるために、円高でも円安でも利益が出せるともいえますが、はたしてどこまで

リスク管理ができるでしょうか。もちろん、損失を限定的にすることはできるのですが、短期決済で

売り買いを繰り返すことに変わりはありません。そして、私が聞いた限りでは、ほとんどの人が、

金額の差はあれど損をしています。

お話を伺っていて多いのは、最初はうまくいったけど、続けているうちに結局マイナスになって

しまったというケースです。利益が出るとどうしても投資額が増えていき、注意力も鈍るようです。

少額で始めて、利益が出たら決済してすぐ止めるということを徹底すれば、きっとプラスに

なるのでしょうが、なんにしても仕組みを十分に理解していないうちは、手を出すべきではないのです。

一日で大きく損益の差が開いてしまう可能性があるＦＸは、相当なリスク許容と知識がなければ

勝ちつづけるのは難しい投資です。プロでも為替変動をを正確に予測できないわけですから、

ましてや私たちのような素人にはとても難しい投資だということを、きちんと認識してください。

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