国公立大学の二次試験、前期後期の合格発表もほとんど終了し2024年度の大学受験もようやく終わりを迎える。自分自身も現役生として共通テスト、前期の二次試験を受けました。二次試験は英語だけでしたがKTは5教科7科目を受けたので、対策は大変でした。しかし毎年悪問や不適切だと非難されていることはれっきとした事実である。私は自己採点ですが564点でした。実力相応です。

 

 本題に入りますが

 共通テストは適切な評価か?

という問を立ててみました。今年は英語リーディングで第5問の分量が多すぎて解ききれなかった人も多かったのではないのでしょうか。また2022年度の数学1-Aでも平均点が37点という低い点数でした。そもそも平均点は60点を目標に作られるはずなので平均が37点はかなりやばいと言えます。

 共通テストの点数は国公立大学などに出願する基準となり、ボーダーに届かなかった人は第Ⅰ志望の学校にすら出願できない、もしくは学校側が出願することに強く反対する場合もあります。挑戦すらできないことは受験生にとってかなり厳しい現実です。(私自身も第一志望には届かず出願先を変えることになりました。)

 ではセンター試験と共通テストとの違いは何でしょうか。それは文章量の多さと思考力を試す問題が増えていることにあります。悪問や不適切と言われている理由は制限時間とやるべきタスクの量が釣り合っていないことにあります。数学はセンター試験と比べて文章量が増え国語の問題みたいに変化しつつあります。(しかしここ2年はセンターチックに戻りつつあります)

 結論ですが、悪問ではないが不適切な評価方法だと思います。

 まず悪問かどうかということについては難問、奇問だとするほうがより適切な表現だといえます。しかし適切な評価方法だとはどうしても思えません。そもそも思考力を試したい試験でマーク方式はどうなのでしょうか。思考力は各大学の二次試験で試せばいいのでは?と思ってしまいます。しかし、全国の受験生が同じ時間で同じ問題を解いているので、言い訳はこれくらいにしたいと思います。愚痴を終わりたいと思います。