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映画『658Km、陽子の旅』
監督: 熊切 和嘉
脚本: 室井 孝介、浪子 想
出演: 菊地凛子
竹原ピストル、オダギリジョー
*wowowにて録画鑑賞
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冒頭の42才陽子の散らかった部屋や やさぐれた態度で 観る気を失いそうになったが、すぐに菊地凛子さんの演技に引き込まれて目が離せなかった。
ある事情で青森までヒッチハイクせざるを得なくなった陽子を最初に乗せてくれたのは、爽やかで仕事が出来る風の女性だったが、ここだけの話と言いながら人の不幸を願うような毒を吐いて、陽子に"あなたもそう思うでしょう!" と同意を求めたが、陽子はおどおどしていたけれど、うなづきもしなかった。
ここで 陽子の性格がなんとなくわかって好感を持った。
何人もの人に助けられて旅は続き、陽子の閉じていた心にあたたかいものが溢れていくのだけれど、最後の方の自分語りは(私の勝手な解釈だけれど )彼女の心の中で行われたもののように感じた。
いい映画だった。