ホビットの冒険、指輪物語 の作者
J.R.R.トールキンの
青春時代を描いた物語

トールキン 旅のはじまり (2019)
TOLKIEN



TOHOシネマズ日比谷
(東京ミッドタウン日比谷4F)にて
友人と鑑賞してきました


部下が止めるのも聞かず、「友人を捜す」と塹壕をふらふらとさまようジョン・ロナルド・ロウエル・トールキン(ニコラス・ホルト)。
1916年、第一次世界大戦が激化する中、フランスのソンムの戦いで消息を絶った親友のジェフリー・スミス(アンソニー・ボイル)の姿を求めて力尽きたトールキンは、戦地に横たわり過去に想いを馳せる。
……トールキン 旅のはじまり 公式サイトより

両親が亡くなり 弟と共に
孤児となったトールキン少年
母の友人だった神父が後見人となり
奨学金を得て エリート学校に転入


そこで生涯の友となる3人に出会います
紅茶屋で 将来の夢を熱く語り合い
芸術で世界を変えようと誓います


同じ下宿の3歳年上の美しいエディスと
恋に落ちたトールキンは
オックスフォード大の入試に失敗
神父に彼女と会うことを禁止されますが
なんとか恋も学業も成就させます




何かドラマティックな出来事があって
後の著作に繋がるという展開ではなく
淡々と しかし情緒たっぷりに
トールキンの青春時代が描かれます

古き良き時代の良家の男の子たちは
清潔感にあふれ 礼儀正しく
髪の毛もさっぱりと短くていいですね〜
厳格な おじいさん先生たちと
若さはじける彼らとのやり取りは
とても微笑ましいです

古い石造りの校舎、緑の芝生
紅葉した木々 🍁🍂🍃
そんなイギリスの風景がお好きな方には
たまらない映像がたっぷりです



そして もちろん 
ホビットや 指輪物語が好きな人にとっては
密かにときめく場面が多々あります

映画の冒頭、戦地でのトールキンが
負傷してフラフラになりながらも
友人を探しに行くと言ってきかない時
危険だからと必死で とめて 
安全な場所まで 彼を連れて行き 
身体が冷えないように衣服を整えて
代わりに自分が探しに行くという
役どころの部下の兵士の名が **なんです
(一応 伏せ字にしておきます笑)

これは LOTRの映画の中で
私が最初に感情移入できた
大好きな登場人物の名なのです

実際に そのような名の部下がいたのか
映画上の演出なのかは分かりませんが…

秋にふさわしく美しい景色が溢れる映画
過剰な演出がないので しっとりと
落ち着いて 楽しめました



初めて訪れた TOHOシネマ日比谷
大きな窓で 開放的なロビー
広々として綺麗で ビックリしました!!目