夫とは たしか(…もう遠い記憶)
6年くらい お付き合いした後
結婚しました

その間も 年に1回か2回
判で押したような頻度で
発作性上室性頻拍(PSVT)の発作が
ありましたが

前にも書いたように
外出先では起こらないので
全然 気にせず過ごしていました

夫は運転が苦にならない人なので
どこへ行くにも車で 車
あちこち出かけて
お互い仕事のストレスはありましたが
面白おかしく過ごしていました

ちょっと話がズレますが…

若くもないのに
なぜ6年もダラダラと付き合って
結婚を先延ばしにしていたのか
疑問です

私は 幼稚園の頃から ずっと
家にいられる "お母さん" になるのが
夢でしたし…

仕事に燃えていたわけでもないし…

もっと早く結婚すればよかった!

でも、今 うっすら思い出してみると
彼(今の夫)と結婚する気はあるけれど
とにかく結婚式をしたくなかった 
ような気がします

夫は 家業の関係で
仰々しい結婚式と披露宴をしなければ
いけないというのがわかっていたので

私はそれがイヤでした
理由は明らか

そのような自分が主役にならなければ
いけない大イベントで
PSVTの発作が起こるのが
心配だったからです

その頃 私は
矛盾しているのですが
発作の自覚がありながら

自分は心臓の病気を持っているとは 
みじんも思っていなかったので
お医者さまに 相談するなど
考えつきもしませんでした

日常は普通に暮らしていましたが
やはり 常に
急にドキドキして私を困らせる
俺様しんぞう君のことは
頭を離れることがなかったのだと
思います

月日が流れ 
いつまでも先延ばしできなくなり
結婚が決まりました

そうなると 勝手なもので
不安など どこかへ吹っ飛び

準備期間、本番とも
発作は起こらず 順調に
全てが終わりました

しかしながら
これは 今思えば たまたまのことです

結婚式に
駆けつけてくださった皆さまに
ご迷惑をかけずにすんで
今更ながら ホッとしています

会場の都合などもあり
この時 私は30代に突入していました

やはり 結婚式は 人生の中で
思い出深いもの
やってよかったです



*発作性上室性頻拍(PSVT)とは
突然 脈が早くなり(私の場合170〜190回/分) 突然 普通に戻る心臓の疾患






2018年10月25日
発作性上室性頻拍(PSVT)の治療の為
カテーテルアブレーションを受けました
おかげさまで経過良好です
PSVTと共に暮らした33年間の
振り返りの記録です

どなたかのお役にたてれば幸いです