父親のすすめ/日垣 隆
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この作者、先日述べたように良いことをたくさん言うのですが、たまに賛同しかねる部分があります。

例えば、

学校の先生の悪口を家庭で言っても良いかどうか。

子どもの担任の悪口を言うのが、この作者はいい事だとしています。なぜなら、子どもに判断力や批判能力を付けさせるからだといいます。

でも、あえて先生の悪口を聞かせなくても判断力や批判の力はつくでしょうし、第一両親がそろいもそろって誰かの悪口を言っているのは聞き苦しいです。それが論理的であっても、それだけに悪口は悪口を呼び、言われているものよりも、言っている当の本人の品位を落とすような気がします。


あと、この著者が薦めていることで、15歳になったら一人旅または留学をさせるというものもありますが、これもよほど能力が高く、裕福でないと実践できないと思います。


結構良いことを言っているだけに、上記の2点は残念でした。

皆さんのご意見も聞きたいものです。