文科省「ゆとり教育」の見直し遅れ 今年中に
昨年12月22日に改正教育基本法が公布され、教育改革が本格的にはじまった.......... ≪続きを読む≫
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ゆとり教育はそもそも何のために採択されたのか?
それは、総合的な学習の時間の設置などにより「生きる力」をはぐくむことを目的としたものだったはずだ。
しかしながら、まだはじまって4年程度である。小学一年の子が四年生になったぐらいで、生きる力がついたかどうかを評価できるものなのか?わずか10歳で生きる力を評価できるのか?
ゆとり教育の成果が、目に見えて評価できるためにはもっと長い時間続けることで、今の子どもが大人になった時どう影響したのかを見た上で初めて評価できるものでないのか?
僕が心配なのは、せわしない大人の社会が、せわしなくゆとり教育を取り入れ、またせわしなくゆとり教育を撤廃するという異常気象の中にあって、子供たちがその被害を防ぐべく手段も持たないまま犠牲となり、はては悪しき時代の申し子として歴史の中の標本箱に入れられて鑑賞の対象に成り下がることだ。
僕は子どもの躾や生活能力の付与は学校のせいではなく親の責任であると明瞭に考えているが、ゆとりという一見甘い魅惑的な詐欺とも思われる言葉で翻弄するのだけはやめて欲しい。
むしろ、そんなことをしてくれるなら、暗記型の詰め込み教育や体罰を強化してくれた方がよっぽどましだ。
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